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【7/11①】ジョーとの会話

旅行
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この日は夜にゲストハウスのオーナー、ジョーと雑談をできて楽しかった。

初日は深夜に着いてしまったこともあり、ほぼ言葉を交わせなかった。2日目の夜は、外にご飯に出るのも煩わしくてリビングでごろごろしていたところ、帰ってきたジョーが話しかけてくれた。シャイな日本人にとってはとってもありがたい。ジョーはナイスガイなのだ。

「初めての1人での海外旅行で、昨日が初日。初めて中国に来たんだ。夜にマカオについて移動がとっても大変だった。」

と言ったら労いの表情を浮かべて握手してくれた。嬉しかった。

ジョーの手は大きい。なんでもスポーツ大好きマンのようでジムが趣味、スポーツもテニス、スカッシュ、スノボ、あといくつかの聞いたことないようなスポーツ(テニスと卓球の真ん中みたいな謎スポーツがあった)をやっている。しかも保険会社にも勤めているらしい。デュアルワーカーだったのだ。色んな意味でガタイの良さに納得がいった。

ちなみに「フィギュアスケートはやってる?」と口から出かけたが、話の腰が折れる気がしたので控えた。この感覚はスケーターならなんとなく分かってくれるのではないだろうか。

「中国は大きいのでぜひもっとゆっくり観光してくれ。おすすめはここだ。こんなコースで回るといい。チベットもぜひ。」

などいろんなレコメンドを聞くことができた。本当にそう思う。もっと1カ国をゆっくり回るべきで、中国に全日程をかけても全然足りないのは承知している。

ここはもう直感である。それでも色んな国をまず見たい。短くてもいい。じっくり見るのは10年とか20年後。今回はベース作りなのだ、という直感なのだ。

ジョーの親切さの手前言うことはしなかったが、「ごめんジョー、今回は浅く広く行かせてくれ」と心の中で謝った。

夕飯を食べてないんだと伝えると、ジョーは優しいので色々恵んでくれた。餅でつくった肉まんを上からプレスしたみたいなやつがとてもうまかった。ココナッツジュースもくれた。ピーナッツもくれた。ピーナッツの割り方が下手くそすぎてロードローラーで破砕したような有様になった。これでジョーの笑いをとれたのが嬉しかった。

「日本にはピーナッツはねえの?」

「もちろんあるし何だったらピーナッツで有名な千葉県に住んでるぜ」

Wi-Fiは遅いわ中国からのアクセスで色々うまく行かないわチケットがネットで上手く取れないわでだいぶ疲れた夜だったのだが、ジョーとの会話はオアシスのように印象深い思い出のひとつだ。

翌日は別の宿をとっていたので、朝にゲストハウスを出た。ジョーはよく寝る男で、出発の9時半になっても寝ていた。

申し訳ないが感謝を伝えたかったのでジョーを起こした。

Sorry to interrupt your sleep.

Thank you. I think, for you, I am just one of the visiter, but for me, this is the first time to come to china and stay a guest house. It became my precious memory. Thank you so much.

という、ジョーを起こす前に10分ほど頭でちゃんと推敲した湿り気強めなメッセージを伝えた。いいのだいいのだ、旅はセンチメンタルになりがちなのだ。

包容力のある、慎み深い笑顔を浮かべるジョーと握手して分かれた。

最後にジョーは言った。

“Please leave a good review on Booking.com”



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