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【7/12①】「時間の長さも関係ない。信用とはそういうものではないはずだ。」

旅行
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今回の旅での目的の一つに「色んな人と喋りたい」というのがある。そのため基本的に宿はゲストハウスを選ぶ予定だ。しかも安いし。

じゃあ全部ゲストハウスかというと、そうではない。

カウチサーフィンというサービスを利用した。これは簡単に言うと、泊めたい人と泊まりたい人をマッチングさせるサービスである。お互いに交流を目的としているので、宿泊代は0円、ただ義理としてご飯とかは奢りますぜ、という感じで進む。

宿代がかからず、しかもホストと密なコミュニケーションを取れるなんて一挙両得だぜと思い、深圳で利用してみた。

ホストのデリーは、アーティスティックな雰囲気を持つ、知的でコーヒー好きのナイスガイだった。この旅はナイスガイ率が多くて素敵だ。

実は翌日に数百キロ離れた桂林という場所に宿を取っていたので、深圳には本当にデリーの家に泊まるためだけに向かった。こんな贅沢な時間の使い方ができるのも、幸せなもんである。

デリーの家は集合住宅の7階にあった。決して綺麗な建物とは言えず、薄暗い印象の建物。

部屋も明かりをほとんどつけていない薄暗い状態だった。けれど、居心地は良い。ビンテージの服や、ガジェット、コーヒーなど様々なものを愛でるデリーは、家の飾り付けも一味あった。

Can I take a picture?

珍しく100点満点の英語を支えた。デリーは快諾してくれた。私は人の家をパシャパシャパシャパシャ撮りまくった。おそらく今回の旅で一番撮った。

デリーの仕事部屋で雑談を1時間程度。旅の目的や、仕事の話から、ビンテージの服をメルカリで注文したいんだけど、中国だとアカウントが作れなくて困ってる、助けてくれというとても実際的な話もした。(様々頑張ってみたのだが、ダメだった。VPNを使っているのに弾かれ、おそらくIPアドレスで弾いているのではとのこと。中国、そしてメルカリ恐るべし)

着いたのが夕方だったので少し雑談した後は飯を食べにいこうということになった。

飯に行く時、デリーは自分の服を何着かカバンに詰めた。何用に持ってくのと聞くと、服の修理屋さんに出したいから寄って良いかい?、と言われた。

服の修理屋さんなんてあるのか。そしてなんかそこにいくのかっこ良いなぁ〜と憧れやすい私はすぐ思った。ただユニクロ勢なので直すような服は持っていない。

ご飯はドリアン入りのココナッツチキン鍋を食べた。深圳の新しい名物だとデリーが太鼓判を押しいて、店の感じも良かったのでそこにした。

あったかいココナッツジュースもうまいもんである。あとこのちくわみたいなやつがとても美味しかった。野菜も食べて満足。ごちそうさまでした。

ご飯の後は直帰という選択肢もあるだろうが、ここは粋な男デリー、歩きながら雑談しようぜ、と提案してくれた。

デリーの住む街は深圳の中心部、ではない。そこから30分ほど離れている。なので、深圳に比べてとても静かだ。夏といえど夜は涼しく、散歩に適した良い気候だ。

私も生まれは東京だが中心部ではなく、郊外出身だった。その事を話し、2人に共通項があることを確かめ合って、なんというかなんか良かった。

てきとうに歩いてるのかと思ったら、不意にデリーが、この先にビューティホーな景色があるよと言った。行くと本当にビューティホーな景色が広がっていた。

異国の地の夜景はどうしてこうも魅力的なのだろう。三日月も照っている。夢中で写真を取った。

帰ったあとはシャワーを浴びてすぐに寝た。翌朝の移動が6時半の電車と朝練並みの起床が必要だったからだ。なので、滞在時間は半日程度と極めて短かった。短かったが、出発の挨拶の時にちょっとだけ涙が出かけた。

I’ll go.

Ok, good luck, bro.

デリーは笑顔で見送ってくれた。

時間の長さは関係ないんだと理解した。

(サムネイルはBLUE GIANTより)



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