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【7/13①】話しかけたいのに話しかけられない0/3の純情

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今日泊まったゲストハウスには一人だけ先人がいた。

スペイン系だろうか。スラっと背が高く、髭を蓄えたナイスガイである。腕のタトゥーがしゃれている。

Hello.

Hi.

のやりとりを最初にした。

旅数日目にして、なんとなく一言目の声のトーンやその周辺情報だけで、」この人いい人そう!」とか「この人と話したい」と言ったことは直感できるような気がしてきている。)ゲストハウスのオーナーにはやはりこのタイプの人が多い)

今回のタトゥーにいちゃんもそのタイプだ。とてもおしゃべりしたい。

しかし二言目が続くことはなかった。

別に話しかければよかった。部屋も私たち二人だけだった。複数人いると難しいが、二人ならイージー中のイージーだ。

しかし頭の中で一言目を何にしようかなとぐるぐる考え、あーでもないこーでもない、いきなり自己紹介は気持ち悪く思われないかとか色々考えているうちに、タトゥーにいちゃんは部屋を出てどこかに行ってしまった。中学生が告白する時はこんな気持ちなんだろうなぁと、男子校でアホづら晒して遊んでいた自分は思った。

翌朝、早朝にゴソゴソ物音が聞こえる。午前6時。見るとタトゥーにいちゃんが身支度を完全に整えきっていた。

Good morning.

Hi.

You got up so early.

To take a train.

Oh, Good.

Bye.

そう、タトゥーにいちゃんはもう今日ここを発ってしまった。もう彼と話すチャンスはほぼ失われてしまった。後悔は先に立たない。話すべきだった。

多分、一言目は何でもいいんだと思う。Where are you from?にしよう。次ゲストハウスで、二人きりの機会があったら必ずHiのあとにここまで言う。二人以上だったらどうしよう。その時考えよう。



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