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【7/14②】水墨画の中を舟で下る

旅行
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快便だった。

日本にいる時の調子がいい日に匹敵する。昨日の唐辛子を残したお陰だろう。適切な意思決定をできた嬉しさがある。

ここから今日一日は好サイクルが生まれる。そんな予感さえさせた。

今日の予定は中国のハイライト、桂林での漓江下りだ。水墨画に描かれるような風景の中を4時間かけて船でゆっくりおりてゆく。

中国は広いため、どこに行くか決めるのは難儀した。その中で広州から旅をスタートさせようと考えたのも、何を隠そうこの桂林を見たかったからである。桂林に行くというのが、中国唯一の観光目的と言ってよい。

つまり、一番楽しみにしていたイベントということだ。ツアーの予約は2日前に実施していて、今日は7:15にUtrip hotelという場所に集合するだけである。

しかし快便から始まるはずだった好サイクルはいきなり断たれた。

10分前に集合場所に着いた。が、着いた場所がどうも違うようなのである。昨日ゲストハウスのオーナーに聞いて分かった気になっていたが、「ここから3分で着くよ」「ゴーレフト」という断片的なところしかちゃんと聞いてなかった。なぜこれで行けると勘違いしてしまったのか。全然行けない。前日に下見をしなかった自分を悔いた。

結果から言うとなんとかバスに乗れた。しかし奇跡中の奇跡、薄氷だった。ワンチャンスにすがりホテルに戻ってオーナーに場所を聞き直そうと思ったのだが、フロントがまだやってなかった。どうしたものかと壁を見ると、そこに目標のホテルまでのマップがあったのだ。なお地図アプリなどではうまく探せなかった。英語と中国語が混在していて非常に探しにくいのである。


本気で朝の桂林をダッシュし、1分前に到着した。今振り返ってもかなりの奇跡だったと思う。出国前に神主資格を持っている友達からもらったこのお守りが聞いたのだろう。感謝。

 

バスに揺られ、川下りの入り口についた。ここから船に乗って行く。

 

朝はそんなこんなで急いでいたので朝ごはんを食べていない。待合エリアでラーメンのようなものを頂いた。あとコーヒーも頂いた。


乗船。基本はこんな感じでいい席があり、有名スポットになったら外に出て写真をぱしゃぱしゃ撮るという感じだ。

 



風が気持ちいい。

 

お菓子もある。

 

お茶もある。

 

ご飯も600円で買えた。中国は物価が安い気がする。これを食べた後30分くらい昼寝。実にのんびり旅。

シンガポール青年2人と少しおしゃべり。実は港あたりの入場から二人にはたくさん助けてもらった。22歳という。そうは見えないほど落ち着いていた。姿から自信が漲っている。

「このあと向こうで泊まるの?」

「向こうで何するの?」

「次はどこ行くの?」

「今アナウンス何言ってるの?」(二人は中国語と英語が堪能のよう)

など他愛もない話が楽しかった。

アナウンスが中国語なので船内だといつが有名スポットか分かりにくいのだが、毎回シンガポールガイズがわざわざこっちに目配せして「見どころらしいから上行こうぜ」と伝えてくれる。

 

直接撮るのは無粋と思い、足元だけこっそりとぱしゃり。素敵な出逢いで嬉しい。

もう一人、このツアー中に話した男がいる。

トニーである。

トニーについては章を分けてしっかり書きたい。



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