こんな場所があっていいの？
先ほど、初めて海外空港のラウンジに入った。
遡ること3ヶ月前。海外保険について色々調べた結果、楽天ゴールドカードの海外保険が良さそうと結論づけた。自動付帯という、持ってるだけで効果を発動できるカードらしい。このカードの推しとしてもう一つ紹介されていたのが、空港のラウンジが使える「プライオリティパス」なるものがついていることだ。ラウンジはほぼ使ったことがなくその価値が理解できてなかったので、まあ付いてくるならもらっておきますかね〜程度の心持ちだった。
この判断をした過去の自分に花束を贈りたい。感謝の花束だ。当人は「へ？」となっているだろう。
一番は何といっても色んなものが無料でもらえるということである。いいんですかこれ。
バイキングがあった。野菜不足だった気がしたので野菜を補給。お菓子もゴソっと頂いた。
そして何より水である。これから行く場所はそう、インドだ。あのインドだ。その辺の水を飲んだら胃が破壊されるインドだ。水＝命である。恥ずかしさ、申し訳なさ、がめつさへの強い自覚。様々な感情が渦巻く中ペットボトル4本を頂戴した。
ドーミーインではハーシーズのモナカアイスを6個は頂く自分である。「やめた方がいいのでは」という道徳を見事押し切り、リュックサックにペットボトル4本を詰め込んだ。セキュリティーチェックはすでに突破済みであり、この密輸がばれることはない。
食べ物飲み物取り放題以外にも、座り心地が最高なソファがたくさんある、充電できる、搭乗時間が近づくとスタッフの人が案内に来るなど、昨日まで最大値1500円、最小値0円の宿にしか泊まってなかった身には余るほどのサービスだった。
トイレもこの旅初めての温座。よく分からないが、個室のドアが全身の映る鏡になっていた。用を足している自分の全身をこの目に捉えたのは初めてだった。未知の経験もさせてくれる。素晴らしいサービスだ。
少し視点は変わるが、旅の流れ的にもちょうどいいなと思った。ラウンジを使えるのは、次の国に行く時の空港である。だいたいそれ以外の時は安宿に泊まっているので、ある意味ご褒美みたいなところがある。ここで英気を養い、次の国に向かう。わはは、完璧ではないか。
ちなみに誰がどう見てもバックパッカールッキングのため、確実にラウンジ内では浮いていた。知ったこっちゃねえがなそんなの。こっちは楽天ゴールドカード会員である。楽天万歳。
フライトの時間が近づいたのでそろそろ失礼しよう。リュック重っ。
