この3日は車での移動が多い。
ニューデリー→ジャイプールで5時間
ジャイプール観光で2時間
ジャイプール→アグラで5時間
ドライバーのソヌーとおしゃべりするのともあるが、当然ずっとではない。だいたいは外をぼーっと眺めたり、昼寝したりしてる。
暇なのでインドを眺めて思ったことを書いていきたい。
・外でイスに座っている人が多い
複数人で屋外のイスに座っている人が大量にいる。何をしているかはよく分からない。暇なのか商売中なのか。
・ボロボロの家がある
結構衝撃だった。家というよりは、紀元前の石作りの遺跡のように見えたのだが、確かに洗濯物が干してあった。他にも板に布が掛けられた程度のものがあった。
・バイクは複数人乗り
2人乗りは当たり前。前に子どもを乗せて、後ろにパートナーを乗っけた3人乗りのパターンも見た。そもそもバイク利用者が多い。中国も多かった。なぜ日本では少ないのだろうか。
・動物が多い
牛はイメージがあったが、それ以外にも犬、猿、山羊などが大量にいる。ジャイプールには象も歩いていた。孔雀も一回見た。
犬は噛まれると狂犬病のリスクがあるらしく注意している。一昨日、他の人がちょっとちょっかいを出して怒った犬を見たが、怒り方が本当に野生で怖かった。あれは犬というよりはオオカミに近い。
・家以外も建物が古い
古いというのか、朽ちているというのか、汚いというのか。ボロっとなっている印象を受ける。
全体として、これが貧しいということなのかもしれないと感じた。貧しいというか、貧富の差が激しそうだ。
ニューデリーからジャイプールに移動する時、東京のようにビルが乱立する街が異質だった。聞くとバンガロールに次ぐサイバータウンだという。Googleのビルがあった。
しかしその都市以外はどれも貧しい印象だ。どこも建物が朽ちていて、野犬が徘徊していて、人々が暇そうにしている。もちろん相対的なものだが、初めて「貧しさ」を目の当たりにした気持ちだ。
さらに進んで「貧しさ」を目の当たりにして何を思ったかというと、あまり何も思わなかった。「貧しいな」とか「住みたくないな」としか思わなかった。多分これまでもっと貧しさについて考えていたら、もっと何かを感じられたのだろう。いかに貧しさについて考えてなかったに気づいた。これはこれで、起点として大事な気付きだと思いたい。