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【7/22①】インドのマイナスイメージを覆す古都バラナシ

旅行
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昨日までのインドのイメージは最悪と言っていい。ニューデリーの喧騒、詐欺の横行。タフでなければ生きていけないハードボイルドな環境で、今すぐ帰りたい気持ちだった。

ニューデリーは伏線だったかもしれないと、バラナシに来て思った。バラナシは最高だ。

 

静かで、ただ歩いているだけで気持ちが落ち着く。うるさいニューデリーから来るとより感じる。

 

街は迷路みたいな細い路地が続き、場所によっては人の往来が激しく賑わっているが、場所によっては風の音が聞こえるほど静かだ。ふっと静かな場所に入った時の心地よさは印象的だ。

 

今日は何も決まった予定がなく、街をぶらぶらして疲れたら宿に戻って休憩するということを繰り返した。

バラナシは人も優しい。世紀末都市ニューデリーとは比べ物にならない。話しかけてくる人も、商売っ気が少なく、本当にただ親切で色々話しかけて教えてくれたりする。「チャイ、オイシイヨ!」のおっちゃんの掛け声に、「明日行く!」と笑顔で言えた時、ニューデリーで凍った自分の心が溶けていくように感じた。

ご飯はお腹が空いた時に食べる。お腹が空いたらご飯を食べ、疲れたら宿で休み、飽きたら外をぶらつく、という本能のまま生きている感じがたまらない。

 

この日はバニーカフェという、日本人のオーナーさんがやっているお店に行った。この時期はオフシーズンらしく、お客は自分一人。オーナーさんも暇そうにしていたので、2時間くらい店内でおしゃべりした。

やはりバラナシに行くような人間と、バラナシに住んでいるような人間は波長が合う。お互いノンストップな弾丸トークで、「会計士さん!ならうちがどうやったら儲かるか教えて〜」といったお互いの仕事の話から、ガンジーはやっぱり偉大だったよね、という多彩な話題に及んだ。

こういう場でおすすめを聞くのも楽しい。あそこのフードは美味しいのでぜひ食べてほしいとか、朝は川のほとりで無料のヨガをやっているとということを聞けたので、明日以降暇な時に足を運んでみようと思っている。

 

ちなみにご飯はカツ丼をいただいた。和食は最高だ。

 

おやつにマンゴーラッシーを。

 

夕飯にはバターチキンカレーを。ノンスパイシーって言ったのに辛かった。明日の自分の胃が心配だ。

 

お店に寄ったあっくんと偶然にも合流した。バラナシは小さい街なのだ。お互い今日何をしたのかを雑談。あっくんは先輩俳優の知り合いを人に聞きながら探していたという。さすが俳優、行動がもはやドラマだ。そして実際見つかったというのだからすごい。

 

お昼に行ったバニーカフェに行ってみたいというので、夕飯後20時から再び二人でそちらに。オーナーは「あ、また来たの」顔で笑って迎えてくれた。

当然あっくんとオーナーさんも気が合い話に花が咲く。明日は朝日を観たかったので、21時ごろにしれっと帰宅。あっくんは22時半までいたと翌日聞いた。

帰宅後即就寝。



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