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【7/28③】逆張り軍事博物館

旅行
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観光予定だったアヤ・ソファアが今年の1月から有料になったという悲報が入った。しかも約4000円。安くない、いや高い。行くかどうか悩むことにした。

ここでイスタンブールに入る前に自らに誓った目標が頭の中に蘇る。

・地下神殿、モスク、バザールなどちゃんと観光する(逆張りで大所見ないとか極力しない)

(参照:「【7/26③】「インドの抱負」の達成状況を振り返る、ついでにトルコ目標」)

考えるべきはこの「モスク」である。ここにアヤ・ソフィアが含まれるかどうか、それが問題だ。

素直に考えればアヤソフィアはイスタンブールの王道中の王道モスク。当然、目標に書かれた「モスク」に入ってくるだろう。しかしここは捻くれて考えてみたい。

 

私は前日に、もう一つの有名なモスク、ブルーモスクに行った。ちなみにこちらは無料である。ということは、モスクは行ったということになる。じゃあいいんじゃない?、しかもこういう素晴らしいところは人と行ってナンボだよね一人で行くのはもったいない!と、谷川名人の如き光速の寄せを見せ、「アヤ・ソフィア、今回は行かない」軍が勝利を収めた。

 

代わりにどこに行ったかというと、軍事博物館である。

なんだそれはと思われたと想像するが、私も詳しくはよく分からない。ネットで見つけてなんとなく良さそう!とピンときた。

 

軍事博物館には、紀元前から始まり、ムハンマドあたりの時代、オスマン帝国あたりの時代を経て、第一次世界大戦くらいに至るまでの様々な武器や防具などが展示されていた。

 

外には戦車やヘリコプター。

こういった展示を見るのは初めてなので楽しめた。

 

軍事博物館の見どころは展示だけではない。1番楽しみにしていたのは、メフテルという軍楽の生演奏だ。オスマン皇帝の直属の親衛隊のイェニチェリ軍団が演奏したのでイェニチェリ軍楽隊と呼ばれているらしい。

展示エリアが異常に広く、「もう銃はいいよ、違い分かんねぇよ」となっていたくらいのタイミンクでコンサートが始まる時間になったのでちょうど良かった。

余談だが、だが、ホールに入る際、チケットを見せてくれと言われたのだが、チケットを無くしてしまっていた。なんとかレシートだけ発見してそれを見せたら入れてくれた。柔軟な対応でありがたい。(ちなみに帰りの地下鉄の中でくしゃくしゃになったチケットがポケットから発見された。こういう悪癖が昔からあるのだが、どなたか同志はいないだろうか)

 

コンサートは素晴らしいものだった。演奏それ自体だけでなく、演出も工夫に富んでいた。

 

普通のホールなのだが、始まるとホール正面の壁が開き、庭が見える。庭の向こうには、おそらく当時と同じ正装をした楽隊が整列して、演奏とともにこちらに行進してくる。軍楽を聞いた初めての経験だったが、打楽器と金管の音がたしかに軍隊っぽく、士気が上がってくる気がした。

 

直近でキングダムを読んでいたので、士気の重要性はよく分かったつもりになっており、「当時もこうやって兵隊のモチベーションを高めていたんだろうなぁ」と想像していた。

楽隊がホールに入り終わるとそこから30分ほど演奏してくれた。指揮者もいれば、ボーカルもいれば、ただ武器をもって勇ましく突っ立っているだけの人もいる。シンバル勢の、1拍休拍を入れるときの、サボテンダーみたいなポーズが可愛かった。

 

演奏終了後は何人かの楽隊が残り、記念撮影タイムとなった。舞台に降りて、一緒に撮影ができるらしい。恥ずかしがって行かなかったが、お子さん連れの家族などが写真を撮っていた。

見てないエリアも少し残っていたかもしれないが、満足したので帰宅した。



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