叔母さんはおしゃべりが大好きだ。
私もおしゃべりは好きなのだが、叔母さんの前では赤子同然と言って良い。そんなことを感じるくらい、毎日毎日延々とおしゃべりしている。
今日の夕飯は19時に始まったのだが、寝たのは24時。その間5時間、ほぼノンストップで叔母さんと喋っていた。
話のリズムと展開が凄まじい。会話の中でちょうど良い質問が飛んできて話が深まり、また少し関連したところに話が飛び、また戻り。ドイツの教育の話から、エレファントカシマシ、V6イノッチの話など、テーマは縦横無尽に駆け巡る。
かなり前に旧Twitterで流れてきた、「陽キャの飲み会参加してきたら会話のテンポが早すぎて全盛期のバルサのパス回しかと思った」のようなツイートを思い出した。
自分もおしゃべりなので、「間違いなく叔母さんと同じ血が流れているな」と感じる。
全然話が飛ぶが、これまたおしゃべり好きな後輩が、また別のおしゃべり好きな自分の同期と話した時の話が好きだ。後輩をSちゃん、同期をG君としよう。G君とほぼ初対面くらいだったSちゃんが、その時の感想を話してくれた。
「Gさんって超しゃべりますね!僕も負けじとしゃべりまくりました!」
おしゃべり好きのメンタリティとはまさにこれである。
叔母さんとおしゃべりしている時もこの気持ちに近い。この気持ちをもう少し説明すると、闘争心とかではないのだが、おしゃべり好き相手に聞きっぱなしは「むしろ失礼」なのではないかと考える結果、なんとかせめて会話率50%を目指して話そうとしているような気がする。理解してくれなくて全く構いません。ちなみにベースにちゃんと「楽しむ」ことがあるのは言うまでもない。
今回も楽しく話していたのだが、昼のいとことの市内散策で歩き疲れていたこともあり、後半のポゼッションは確実に負けていた。
ミュンヘン滞在中に、叔母さんのおしゃべり能力からたくさん学びたい心持ちでいる。