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【8/2①】ニュルンベルク小旅行記-ツェッペリン広場

旅行
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1週間ずっとミュンヘンの叔母さんの家に泊まり続けるのも良くないと思ったので、今日から1泊2日のニュルンベルク小旅行を決行する。

衣食住が全て無料で提供いただけるチート環境で鈍った旅行感覚をリハビリするのが一つ目の目的だ。

二つ目の目的は、ツェッペリン広場を見ることだ。ニュルンベルクはかつてナチスが本拠地としていた。党集会が行われた場所が、このツェッペリン広場である。

 

海外旅行にあたって、実はちょっとだけ世界史を復習してきた。世界史といっても20世紀以降だけだが。しかも復習といってもドキュメンタリーを見ただけだが。

映像の世紀というNHKのドキュメンタリーを旅行1ヶ月前にたくさん見た。これも実は海外旅行に備えてというよりは、偶然見た再放送が面白かったから、という理由にすぎない。(ちなみに映像の世紀はそのテーマ曲、『パリの火は燃えているか』が有名でスケートでも使われるが、リメイク版映像の世紀のテーマ曲『神のパッサカリア』も名曲なのでぜひ聞いてほしい。名前もかっこいい。加古隆は天才。)

この偶然見た再放送でやっていたのが、極東軍事裁判の回だ。第二次世界大戦後の、東條英機ら日本の政治家などを裁くものだ。これは日本で行われたものだが、同じような裁判がドイツでも行われた。この裁判が行われたのがニュルンベルクだった。

“戦争の責任”というものがあり、それが個人に課せられ、裁判により生死が別れる瞬間の映像はインパクトが大きかった。

 

NHKプラスに加入して過去作もたくさん見た。見た中で、やはり「戦争」というもの自体への感度が高まり、直近でもっとも大きな戦争である第二次世界大戦への興味も自然に強くなった。

 

こういった経緯あっての、ニュルンベルク旅行である。

ニュルンベルク中央駅からとぼとぼ1時間ほど歩くと、ツェッペリン広場に到着した。この旅行中は晴れ男でほぼ毎日晴天だったのだが、この日は小雨だった。ただテーマがテーマだけに、このくらいの天気がマッチしている。

広場前方には階段上のステージとお立ち台のような場所がある。この広場をナチスの党員が歩いていたのだ、このお立ち台にヒトラーが立っていたのだ、と思った。そしてまさにこのお立ち台に立った時、自分は何を思うのだろうとある意味楽しみにしていた。

 

しかし、これまた立った瞬間は特に何か大きなものは感じなかった。もし眼下に大量の軍人でも集合していれば何かを感じたかもしれないが、広場は閑散としており、広場の一部も体育館のような現代的な施設が建っていて、日常といった雰囲気を感じる。

思ったより何も感じないというのは、バラナシの火葬場の時と同じだった。

が、これで意味がないとは思っておらず、来て良かったと思えている。何度ででも言うが、その場で言葉にできる必要はない。それよりも、この後どういう行動に繋げていくか、ということがずっと大事だ。

またじっくり色んなものを見ていきたい。



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