午前は最後にもう一美術館、クリムト作品を見た。これで当初見ようとしていたクリムト作品を見切ったので、ウィーンに悔いはない。1人の作品に浸り切れた3日間の満足度は高い。
ウィーン博物館という場所だったのだが、図らずもウィーンの歴史に関する展示もされていた。ヨーロッパ旅行で持っている大きなテーマは「歴史」だったのでちょうどよかった。
バスの時間もあったので、20世紀あたりをちゃんと見た。ウィーンにドイツが侵攻してきたこと、ナチスの影響やユダヤ人迫害の過去がウィーンでもあったということをよく知れた。
そういった負の過去、自分たちが良くないことをした、ということにちゃんと向き合っている印象を受けたのは、ドイツの展示と同様だった。大切なことだと思う。
20世紀以前の展示も豊富だったのだが、時間の関係で写真パシャパシャマンになって終わってしまった。前日に関連本を読んでたので少し残念だった。ウィーン博物館のポテンシャルを舐めていたことを反省した。
バス、と先ほど書いた。今日は午後からバスでプラハに移動するのだ。ヨーロッパはバスがとても発達していて、今回の移動は3000円ととても安い。時間があるヨーロッパ旅ならバスが最適である。
バスの時間は5時間ほど。こういう長時間移動は意外とありがたい。お金を使わなくて済むし、頭も体もかなり休ませられるからだ。
ただ調子に乗って、ブリュッセルからバルセロナの21時間移動も予約してしまったことに少しビビっている。今からこの21時間をどのように耐えるか考えねば。
