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【8/9②】平穏なプラハ観光。ミュシャとコンサート。

旅行
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最近、旅に事件がないなと思う。

やはりイスタンブール以降は事件が少ない。成熟した国さ安定してるのだろうか。ドイツの入国審査で止められたくらいだ。

旅に事件がないと、日記が「観光の詳細をつらつら書く」だけになってしまう。悪くないのだが、たまに困るくらいがちょうど良い。

今日も事件は特になく、予定通りミュシャ美術館と教会で演奏されるコンサートに行った。

ミュシャもプラハの人らしい。見たことあるだろうか。厨二心をくすぐるおしゃれなタッチが特徴的だ。展示されていた作品の中に「the four seasons」や「The four arts」のように題された連作があった。遊戯王の精霊使いみたいな感じ。

ミュシャ美術館はしかし、コンテンツが少ない。これで2500円はなかなか攻めてやがる、と感じたので行かれる方は注意して欲しい。2500円を回収するかのように、最後の部屋の長いビデオをちゃんと見た。こういう「金払ったから、その分とりかえさねぇと」という貧乏症がこの旅を経て悪化している。

教会コンサートは、前日に叔母さんに紹介されていた。ウィーンで一回聞いていたが、もう一度また別の場所で聞けば新たな発見があるのでは、と行ってみた。

St. Nicholas Churchという教会でやるので行ってみたら、「ここじゃない」と言われた。聞くと、新市街のものと旧市街のものがあるらしい。30分前行動していたのでなんとか間に合ったが、紛らわしすぎる。

 

教会の前のゴミ箱で小火が起こっていた。これが今日唯一の事件。

ウィーンで聴いたのは大規模なホールでのコンサートだったが、今回のものは教会で10人程度の方が演奏してくれる形式だった。

 

教会で演奏を聴くという経験は初めてで、ホールで聴くよりも神聖な雰囲気に包まれた気分だった。

楽団は40〜70代くらいのベテランの方で構成されている。個人的な癖ど真ん中の、白髪ご老人もいた。高い天井の下、バイオリンを弾いている経済学者宇沢さん並みの立派な白ひげをたくわえたおじいちゃんのドヴォルザークがとてもかっこよかった。

 

プログラムはこんな感じ。特に説明もなく淡々と演奏していくので、どれがなんて曲か分からなかったが、「あ、宇野昌磨のだ」と気づけたあたりフィギュアスケーターだなと思った。ちなみにとっても滑りたい。滑りたすぎて帰国翌日に合宿に行く行程にしてしまった。

時刻は19時。今日はこれで宿に帰宅する。



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