ヨーロッパはとにかく教会が多い。日本よりもずっと宗教が根ざしているんだなと感じる。
ガイドブックなどには観光スポットとして教会がたくさん載っているのが、慣れてくると教会ごとの細かな違いなど分からなくなってくる。全部「わーきれい」くらいになってしまう。
もともとそれほど教会でこころ動かされまくるかと言われると、それほどでもない性格だった。
しかししかし。ウィーンとプラハで見た2つの教会はとてもかっこよく印象に残った。
ウィーンのシュテファン大聖堂、プラハの聖ヴィート大聖堂である。
名前が大聖堂となっているが、教会なのか?よく分からない。この程度の理解からもわかるように、この2つの大聖堂が印象に残ったというのも、大聖堂にまつわる歴史が、といった教養溢れる理由からではなく、シンプルに「見た目」の理由だけである。
この2つの大聖堂に共通するルックスを無理やり言葉にすると、「縦方向にごちゃごちゃトゲトゲしている」点だ。
伝わるだろうか、ごちゃごちゃトゲトゲしている感じ。
ゴスロリという服のジャンルがごちゃごちゃしているので、ゴシック様式というやつなのかもしれない。
ウィーンのシュテファン大聖堂は、街中に突如として現れる。地図を見て歩いていなかったので、この大聖堂が建物の向こうにいきなり見えた時の衝撃は大きかった。
プラハの聖ヴィート大聖堂は、プラハ城の一角にあるので、まさにというところに位置していた。山の上にある城で行くまでの道が怒涛の坂道だったので、「これでしょうもなかったら許さんぞ」という思いで登っていたが、期待を超えてくる豪華さだった。
ウィーンとプラハに行く際はぜひ。