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【8/10①】博物館での英文読解集中特訓

旅行
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一つの都市に3,4泊するので、後半は行きたい場所が減ってくる。こういう時に便利なのがGoogle mapだ。適当にマップを眺めて、ぽわっと表示される場所が面白そうだったりする。

プラハも3日目。1,2日目に町を歩き回ったので、大所は見尽くした。Google mapを使って見つけたのが「共産主義博物館」というところだ。

チェコはww2後、共産主義陣営だったため、このような博物館があるらしい。共産主義への知識がほぼ皆無だったため行ってみることにした。

展示はww2頃のナチスに侵入されたところから、戦後の共産主義時代、そしてビロード革命による民主化までを展示していた。

11時に博物館に入ったのだが、15時に博物館を出た。4時間もいた。ただこれは、すごい楽しくて4時間いたわけではない。ストイックさを発動してしまった結果だった。

展示されている“もの”自体はそれほど多くない。エリアも一つの階のみだった。ただ、”文字”の分量が異常に多かったのだ。

 

ヨーロッパに来てから博物館や美術館の回数が増えた。当然解説文に日本語はなく、英語である。

はじめのうちは英語を読むのがイヤだったので解説文は飛ばしながら展示のみを見ていたのだが、「いや、今のこの英語に囲まれてる環境って貴重なのではないか。今頑張って英語を読まずにいつ読むのか。しかもお金をちゃんとはらって見てる展示なのに、読まないのはもっていないのではないか。」と考えるようになった。

この強い決心をしたのがちょうど昨日くらいである。なので、今日は頑張ってちゃんと読もうと思って来た。

共産主義博物館には、こんな感じで一つのテーマの解説文がある。

 

最初はまず頑張って自分で読んでみて、その後全文をGoogle翻訳をして、それを見比べながら読むということをしていた。当然時間はかかり、10個分を見るのに1時間くらいかかった。

1時間も読むと疲れる。まだ展示の全貌を把握してなかったので、気晴らしに解説文が何個あるのか数えに行くと、65個あった。

単純計算であと5.5時間かかる。挫けかけた。気になるところだけ読むとか、全部をさらっと流し読みしようかとか色々考えた。

が、ここで生来の負けず嫌い、ストイックさが発動してしまう。

「やってやるよ!!!」

もはや「共産主義がいかなるものかを学びたい」などではなく、意地の領域だ。逃げずにとにかく読み切ってやるという思いだった。

ストイックながら、戦略的に攻略していく。まずはリュックサックにしこんでいた昼飯を食べることにした。腹が減っては。しかし展示エリアで食べるわけには行かないので、便所メシをした。人生初の便所メシがプラハなのは自慢できるかもしれない。

ご飯を食べた後は昼寝をした。展示エリア内に良い椅子があったので、そこであたかも考え事をしているかのような格好で30分ほど睡眠をとった。

メシと睡眠で体力をチャージし、後半に臨んだ。中盤は「共産主義時代におけるスポーツやレジャー」のような瑣末テーマで読むのに苦労したが、後半はザ・世界史という感じで、「ヨーロッパに来たからには歴史を学ばねば!」と思っていた自分と相性が良く楽しく読めた。

無事完走した(正直に言うと細かい展示もあってそれは飛ばしたのだが、見なかったことにする)。マラソンのような達成感だ。

読むのに必死で何か深く考えられたかというとそうでもない、というのが素直な感想である。一方で、まだ英語を日本語に頭で換えつつ読んでいるような状態が良いのか、「英語と日本語で2回読んでいるので、記憶に残りやすい」のではないかと思った。英語弱者のメリットな気がしている。



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