海外の人と日本の話になった時に頻繁に思うのが、「アニメと漫画に触れまくっといて良かった」ということだ。
「Where are you from?」
「Japan」
この後の会話は2通りしか存在しない。
「大阪と京都に行ったことあるぜ」か「日本のアニメ大好きだぜ」である。
クラクフの宿で同室となったメフは後者だった。ちなみにメフの外見は愛らしい。アメリカの映画に出てくるオタクで陽気なおでぶちゃんを想像して欲しい。まんまあれである。
アニメの話になると、当然こちらの次の質問は「なんのアニメが好き?」となる。
ここで出てくるアニメを知らなければ日本人として名折れである。しかし私はアニメはそこそこ見てる方なので、こういう会話で出てくるアニメは基本的に見切っている。
ドラゴンボール、NARUTO、ONE PIECEで8割は対処できる。
今回のメフはそれに加えて
「あとリゼロと〜」
と言ってきた。異世界系はほぼ見ないが、異世界系ほぼ見てないなという理由だけでリゼロは見た経験がある。
「あとあのアクアのやつ〜なんだっけあれ〜??」
「このすば!」
「このすば!!」
異世界系の流れでアクアといえば、である。こちらからアニメ名を当てることで信頼性を高めた。
そこにメフの友達も変わり種「『どろろ』が好きだぜ」とカットインしてきた。全部は見てないが、数年前のリメイク版を妻に勧められて見ていた。トルコ出身らしいが、なぜどろろを押さえられているのか。opの女王蜂『火炎』がかっこいい。
ぎりぎりだったが、今日も完封だった。日本人を舐めるなよ。
余談。
旅行前のweb英会話レッスンでも、同じようにアニメの話になることは何度かあった。「はいはい、またアニメの話ね。どんとこいや」と思っていたところ、その日の先生は弩級のアニメ好きで「進撃の巨人全部見た?エレンの最後の行動は正しかったと思う?」と英語で聞いてきた。日本語でも答えられない。