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【8/18①】ニューデリーとヘルシンキの相違点

旅行
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ヘルシンキを1日歩き回った。人生初の北欧だ。

ヘルシンキを歩いて最も感じたのは、「人の余裕」だ。極端にインドのニューデリーと比較したい。

印象に残った具体的なヘルシンキでのエピソード一つ目。

スオメンリンナ要塞というエリアを観光していた。海沿いでぼーっとしていると、1人の青い目の老人が通りがかった。

ふと目が合うと「今日来たの?」と話しかけてくれた。「そうだ」と答えると「いいところだろう。私はここに住んでいるんだ」と笑顔を浮かべて、”そのまま去っていった”。

これがニューデリーだとどうか。「そうだ」と答えたが最後、「初めてなら船から島を眺めると良い。俺の船に乗せてやる。1時間1000ルピーだ」となる。無視したとしても、諦めずに20mは追ってくる。その目は灰色に燻んでいるだろう。

ヘルシンキの人は、ヘルシンキの空気のようにサラッとしている。ニューデリーの人が、ニューデリーの空気のようにべたっとしているように。短いながらも印象に残ったやりとりだった。

 

二つ目。なんでもない道での話である。

道での自分のポジショニングが悪く、後ろからくる自転車の道を妨害しててしまった。それに気づいてこちらから「ソーリー」と言うと、「ノー、ソーリー。サンキューベリーマッチ」と、こちらに聞こえるはっきりした声で言って通り過ぎていった。悪いのはこちらなのに、謝罪を否定して感謝すらしてくれるのだ。

同じシチュエーションがニューデリーで起こった場合どうなるか。

街全体にクラクションが大音量で鳴り響き”続けて”いるので、そもそも口頭でのコミュニケーションが不可能だろう。百歩譲って向こうにこちらの「ソーリー」が聞こえたとしても、無視されるか罵倒されるかだ。

ヘルシンキの人には「余裕」を感じる。それも圧倒的な。北欧の国は幸福度が高いとよく聞くが、幸福さと余裕は間違いなく関係している。

旅で印象に残るのはやはり「人」である。「人」の良いヘルシンキを一気に好きになった。

 



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