同室に偶然ひとりの状態だったので、荷物を広げて帰国の準備を進めていた。
最終日ともなると、2ヶ月弱一緒に過ごしたこの荷物たちにも非常に愛着が湧いている。
溺愛がてら、労いがてら、彼ら(荷物)を紹介させて欲しい。殿堂入りの後の手持ちポケモンが紹介されるようなあの演出のイメージだ。
まずはこいつがいねえと始まらねぇ!リュック!
Cabin zero のmilitaryの44Lというリュック。バックパッカーが監修したリュックで、飛行機内に持ち込むことができる中で最も大きな体積らしい。長期旅行なので飛行機でロストしたくない→預けたくない、と言う理由でこれにした。容量も十分で、彼がMVPであることは疑いの余地がない。
リュックに既にちょっと映っているのはお守り。
これは実は神主資格を有する親友がわざわざ家の神社で祈祷してくれた代物だ。今日まで生きて来れたのは本当にこのお守りのおかげだと思っている。
Canon のPowershot G7X mark2というコンパクトデジタルカメラ。
やはりカメラがあると旅は楽しい。たくさん歩くので軽いやつが良かったのでこれにした。インドなどで途中調子が悪く、「最後までもつか…?」と不安だったが、しっかりもってくれた。
スマホでいいという説もあるが、このスマートウォッチも重宝した。
ドミトリーが多かったので、無音で震えるアラームが便利だった。
KeenのCLEARWATER CNXというサンダル。
夏なのでサンダルが良かったが、下手なサンダルだとすぐ疲れてしまうのでどうしよう…と思って探したなかで見つけたのがこれ。振り返ると平均1日1.5万歩くらい歩いたが、サンダルだからという理由で疲れた記憶は一切ない。
宿用スリッパ。
色んなバックパッカーブログに必要と書いてあったが、「サンダルあるしいらんだろ…」と半信半疑で持っていったが、だいぶ必要だった。1日歩いたサンダルから足を外してスリッパに履き替えた時の解放感は異常である。もう一つ持ってきていたサンダルがあったが、サイズが22センチで小さすぎたので捨てた。
汎用性高そうな袋。最初は下着などを入れていたが、今はタロットカード保護用になっている。
振り返ると準備したものはほぼ必要十分だった。以下はあまり使わなかったもの。
パンツじゃないから恥ずかしくないもん、水着。
海入ることあるかも、最悪下着としても使えると思って持ってきた。結果、サウナで使った。去年スイスのサウナ付きホテルで急遽購入した、学校指定みたいな水着。
ドライヤー。
ドライヤーがある宿は半分くらいだったので持ってきて良かった。とても小型で持ち運びに便利。5000円弱。
汎用的な袋その2。
直方体がキープされているメッシュ生地の袋で、シャワーを浴びる時など便利だった。洗面台系の歯ブラシ、歯磨き粉、髭剃り、化粧水、ソープ系を入れていた。結構レギュラーだ。
鍵。
宿にはロッカーがあるが、鍵は自分で用意する必要があるため、これは必須だ。二ついるのか疑問だったが、買ったらついてきたのでとりあえず持っていった。そしたら何とラスト1週間くらいで一つ壊れたので二つで大正解だった。
これは何でしょうか。
リュックカバーである。リュックを雨から防ぐというのが一つだが、「勝手にリュックを開けられないようにする」という防犯の理由が海外では大きい。しかし初めの方は鍵でチャックを閉めるということをしていたので、使ってなかった。しかし上述の通り鍵が一つ壊れたので、スペインではリュックカバーが活躍した。ほんと荷物関係は上手く回っている。
S字フック。
パンツ等を干す時に意外とよく使った。二段ベッドの下の場合、上のアミアミのところに引っ掛けられる。
日焼け止め。
別に日焼け止めオタクでも何でもないのだが、一昨年くらいの夏フェスで「良いやつ買お」と思って買ったのと同じ、資生堂(?)のアスリズムを買った。さらさらで気持ちいいのだ。
腕につけて日焼けを防ぐやつ。
長袖は暑そうだが日焼け止めしたい、と思いダイソーで買った。効果のほどは不明だが、頻繁に使った。
日焼け対策シリーズ、帽子。
つばが広く、風対策で紐がついてるやつないかなと探し、天下のダイソーで見つけた。こちらも重宝。撮り忘れたので空港にて。ごめんよ。
ダイソーゾーン、ウエットティッシュ。
インドではないと致命的。どんどん使って軽くしていく楽しさがある。
爪切り。
ダイソー商品。意外と爪って早く伸びるなと気づく。
ソープ系。
基本現地調達。ホテルでついてるやつをかっぱらうことも。読めないので勘でかって失敗することもしばしば。左のやつなんかはリンス系かと思って買ったら、ヘッドがウナクールみたいなのになってて結局何用かよく分からなかった。
化粧水系。
インドまではジメジメしてたので使わなかったが、ヨーロッパ以降は乾燥してたので重宝した。
薬系。
太田胃酸、バファリン、ビオフェルミン。瓶に入っていた薬(たしか太田胃酸?)は、荷物軽量化のため裸で持ち歩かれることになった。インドや中国でカレーを食べた後に予防的に飲んだくらいでほぼ使わなかった。備えあれば憂いなし。
電動髭剃り。
荷物軽量化のためこの旅のためだけに楽天市場で買った。2000円弱とは思えないクオリティで良い買い物で、全く問題なく使えた。充電も最初だけで最後までもった。
圧縮袋。
服を入れた。思ったより小さくはならなかったが、使い方が悪いのかもしれない。収納用には必須だろう。
あられもない姿をしているが、速乾性タオル(乾いた姿)。
バックパック旅において「速乾」は正義だ。このタオルは夜に使っても翌日には乾いているので大変優秀。Amazonで1500円程度。
歯ブラシセット。
歯磨き粉は現地調達。たしかイスタンブール。良いものかは分からない。早く日本の安心感のある歯磨き粉で歯を磨きたい。あと出国前から判明している虫歯のため、帰国したら歯医者に行かないと行けないのが旅中一番嫌なことだった。
持参したミニ羊羹。
こういう日本食は大事。この最後の羊羹いつ食べようかな。
パスポートやクレカなどを入れて貴重品をぶら下げるやつ。
ずっと首からかけていた。命にも等しい。紐切れたら終わりだなと思っていたけど切れなかった。外から見えないように、首にかけてかつ服の中に入れていた。余談だが、この紐の長さをちょうど本体が腹筋に当たる位置に調節すると、歩くたびに腹筋にぶつかって刺激されるので筋トレになることを発見した。おすすめだ。
iPad miniとペン。
元々持っていたiPadが少し大きかったので、今回の旅のために新たに買った。手書きメモと、読書ですごいたくさん使ったのでとても良い買い物だった。これまた余談。買う時に補償をつけるかどうかが難しかった。というのも別途クレカの保険に入っていたので、破損した場合はこっちでもケアでき、なんだったらアップルケア入ってたら二重とりとかもできるのか、みたいなことを店員さんに聞いたら「複雑すぎてよく分からん」みたいなリアクションだった。とりあえず入ったが、おそらく壊れなかったので帰国後にアップルケアは即解約する予定だ。サブスクして管理は鬼を自称している。
その他電気類。
バッテリーはバッテリー自体を充電しながらスマホも充電できる「パススルー機能」なるものが便利だった。AirPodsは無くしそうでやだなと思ったので、イヤホンはダイソーで買ったがこちらも全く問題なく使えた。500円。ダイソーは本当にすごい。色んな国に行くのでどの国にも対応する変換器を買った。基本問題なかったが、本体が重いのでたまに自重でコンセントから落ちてしまうことがあった。リュックで支えるなどの一工夫が求められた。
スマホ。
祟り神の呪いのように巻きついているのは首かけ用コード。これもずっと首にかけて、服の中に入れていた。
意外とほぼ使わなかったのがたこ足プラグ。
変換器が緩いため、たこ足もつけると重みで外れてしまうという理由でほぼ使わなかった。
2回くらいだけ使った、干す用の紐みたいなもの。
部屋のその辺にフックなどがあることが多く、だいたいはそれで事足りた。今後キャンプなどで使えるといいな。
旅の中で捨てたものもあるが、以上だ。リュック込みでだいたい7kg程度。
みんな、ありがとう。大好きだぜ。
そう思いつつ、ソープ類は使わないので捨てた。