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前回までのあらすじ。
<1stシーズン 「素人俺、プロにボコボコにされる」編>
知識が「俺」にだけ溜まってゆく
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3回目に不動産屋を訪れた時は妻も連れていった。
そして2,3件ほど新築物件、中古物件を見学し、注文住宅用のめぼしい土地についても見学した。
そして最後の土地(建築条件付き)が良いように感じ、次回建築会社のプレゼンを聞いて契約判断という流れにしましょう、と話がついた。
今振り返ってあまりにも良くないと感じるのは、「早すぎる進め方」だ。
最初に不動産屋さんに行ってからここまでで1ヶ月ちょっとだ。
今思うと早すぎる。最終的に買うことになった土地の契約は、2ヶ月をかけてじっくり検討した。
最も最悪だったのは家庭内のコミュニケーションの質だ。
妻には「これよくない〜?いいよね〜今度見に行って決めよーぜ」くらいのかなり雑なコミュニケーションになっていた(当時はそれでも善処したつもりだった)。
実家の両親にも特段詳細なコミュニケーションはとらず、「家買うの考えてて〜」程度だった。
前回も言ったが、
『家を買う時は、とにかく「パートナー」及び「第三者のプロ」と話し倒せ』
だ。
先にネタバラシをすると、今回の契約はすったもんだあったうえに白紙になって、不動産屋に多大な迷惑をかけることになった。
以下、反省点。
妻とのコミュニケーションについて言えるのは、
「まずは物理的に、考える時間をじっくりとるべき」
だったということだ。
そもそも家を買うのはとても大きな意思決定なので、いかに詳細な情報収集をして、その情報を共有したとしても、短期間で決定すべきものではない。どんなに情報が完璧でも、心から納得するのには時間が不可欠だ。それが二人の将来に関わることなら、なおのこと時間が必要である。
情報も、「共有するだけ」でもだめだ。
ディスカッションというか、話し”合い”がないと、二人が納得する地点にはたどり着けない。片方だけでなく、お互いが同じくらい考えることが大事なのだ。(実際問題として、日常の忙しさの程度が違うので、その中でどう考える時間をとって、話していくか、というところに一番の難しさがある)
今回の契約は白紙になるものの、半年後に別途検討した土地を購入したのだが、結果的に半年程度土地を検討していたことになっていたので、2人とも購入の意思決定に対する納得感は高かった。
とにかく時間をとる。数ヶ月の物理的な時間をとる。
鉄則だ。
もう一つ反省点がある。セカンドオピニオンについてだ。
ここでの鉄則は、
「経験者に早い段階で詳細に見てもらえ」
だ。
今回のケースでは、両親が経験者だったので、両親にもっと早くいろいろ聞くべきだったということになる。
十数年ぶりに親にバチクソに怒られたという話に続く。