土地契約、建築請負契約が無事締結されると、いよいよ注文住宅の本丸のフェーズに入っていく。
「中身決め」だ。
これを楽しみに注文住宅を選択した。
中身決めは大きく下記の3つ(シロート区分)に分かれる。
①間取りと構造
②インテリア
③外構
今回はこの内、「①間取りと構造」の話をしたい。
<間取りと構造>
間取りと構造のうち、一番重要なのは「どのサイズの建物を建てるか」だ。
金額的影響が一番大きい上、決定の後戻りが極めて難しいからだ。
理想は当然、土地にMAXで建てたい。
が、それは法律上できない。町がぎちぎちになってしまうことを防ぐ趣旨だ。
というか金銭的にも厳しい。家は大きいほど高い。
購入した土地は、少しだけ大きい土地だった。
限界まで立てると予算オーバーしてしまうので、少し余裕を持ったサイズにした。
(立地や形などかなり好条件だがしばらく売れ残っていたのが疑問だった。不動産屋さんによると、微妙に大きい土地だったから、買い手がつかなかったのだろうと言っていた)
代わりに小さな庭スペースをとって、家庭菜園をやってみたいと企んでいる。
ちなみに最後まで残ったのが「1坪、増やすかどうか」という論点だった。
これだけで50万〜100万円程度変わる。
自問自答の末、実は「増やさない」方が良いと思ったのだが、結果的に「増えた」間取りとなった。これは少し難しいポイントだった。
なぜこうなったかと言うと、打ち合わせが「1坪増えた間取り」ベースで進んでいたからだ。この点、単に部屋が横に長くなるだけだから簡単に減らせるだろうと思って、そのまま検討を進めていたのだが、よく見るとそんな単純ではなく、1坪増やしたぶん、電気や間取りなど、様々な要素が細かく変わっていたのだ。
「増やさない」という意思が強くなったのは終盤だった。最後の最後でひっくり返すのはスケジュール等を考えると難しい。
結果として「まあ大きい方でいいか」と自分を納得させたので大きな問題ではないが、悩みはできるだけ早期に解消しないと取り返しがつかなくなる可能性があることを学んだ。