いとこの家で映画を見ようということになった。おじさんがぜひ何か見ようと言ってくれたのだ。おじさんに限らずおばさんもいとこも、とにかくゲストを楽しませよう、という心意気を強く感じる。頭が上がらない。
最初はほのぼのする系にしようという話でMr.ビーン、ポニョなどが候補に上がっていたのだが何故かうまく映らず、紆余曲折を経てターミネーターを見ることに決まった。
ダダン、ダン、ダダン。あの有名なミュージックが流れる。
ターミネーターと言えば、浪速のターミネーター山田勝己。頭の中では山田勝己が肉体を躍動させている。
SASUKEと言えば、「レネ・キャスリーに会う」というドイツでの目標を立てていた。ドイツで一番はじめに連想したのが、ドイツ人の象使いでSASUKEの人気プレーヤーである彼だったからだ。
結果としては、会えなかった。やったことは、レネ・キャスリーのInstagramを見つけ、そこにマネジメント事務所宛のメールアドレスがあったので、そこにメールを送ることまではした。が、数日たっても返信は来ず、2手目を打たねばと思っているうちにドイツ出国が決まってしまって願い叶わず。無念だ。反省したい。
さて、ターミネーターの話に戻ろう。このターミネーター、困ったことに字幕が無かった。そのため英語を聞くだけで理解する必要があったが、そんなリスニング能力はなくあまり何を言っているか分からなかった。
序盤にモブキャラがターミネーターに向かって放った「ファッキン・アス・ホール!」が明確に聞き取れて「ファッキン・アス・ホールって言った!」と喜んだらいとこ弟(15歳)に失笑された。
ストーリー自体は概ね予想がついていた。というのも、以前ターミネーター2は見ていたからだ。名作で名高く、1見なくても楽しめるよと書いてあったので去年くらいに見ていた。
ヒューマンドラマ的要素の有無で2に僅かに軍配は上がるものの、1も面白かった。
1はスリラー要素がすごかった。シュワ氏の無機質冷酷、機械的な首や目線の動かし方、サラ・コナーという名前の人間を電話帳の上から順番に狙っていくというアイデアが印象深い。あとあの山田勝己BGM(多分ちょっと違うが)が効果的に恐怖を表現していたことや、何回やっても蘇るターミネーターなど、何というか、“痛快な”怖さが気持ちよかった。夜一人でトイレに行けない怖さではなく、ジェットコースター的な瞬発的な怖さというのだろうか。ちょうどいい怖さは心地よい。
ターミネーター2の知識と映像の力で大枠は理解したものの、細かい部分やセリフは取りこぼしまくっていたので鑑賞後に「ターミネーター」や「ターミネーター 名言」でググってみた。そこで見つけたターミネーター特化型の解説ブログがとても面白かった。マニアは偉大。
https://t-neta.blogspot.com/2022/05/terminator-quotes-ranking.html?m=1
視聴後いとこ弟は「想像の10倍バイオレンスだった」と言っていた。ちなみにドイツは映画や漫画のレーティングが厳しく、アニメなども16歳以上からというのも珍しくないらしい。ドイツ豆知識。
次は駄作と呼ばれるターミネーター3も見てみたい。