今年はひとつ大きな意思決定をした。
家を建てる。注文住宅だ。
苦節1年、紆余曲折を経てついに着工が始まる所まで来た。
色々あったので、思い出残しのため+皆さんの参考のために書いていきたい。
この1年を下記のチャプターに分けてお送りする。
・1stシーズン 「素人俺、プロにボコボコにされる」編
・2ndシーズン 「トラウマ俺、しばらく休ませてくれ」編
・3rdシーズン「この土地いいのでは?動き出す物語」編
・4thシーズン「仕事が暇すぎる!インテリア勉強」編
・5thシーズン「内装議論、問われる人間力」編
現状での全般的な感想だが、もはや注文住宅はプロセス自体がエンタメだ。
色々なことがあって、いっぱい楽しい。まだ家はできてないのに、もう半分くらい満足している。
それでは早速1stシーズンを始めていこう。
p.s. 今※(この投稿下書きから数ヶ月経過後)振り返ると、上記チャプター区分が特に関係なくなってきてたので、あしからず。
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1stシーズン 「素人俺、プロにボコボコにされる」編
きっかけは、無職で暇だったことだ。
小人閑居して不善を為す。人間ヒマだとロクなことをしないんだなと、今になって思う。
転職の合間に3ヶ月休みを取り、2ヶ月海外をうろつき、残り1ヶ月を特にやることもなく日本で過ごしていたときのことだった。
「家とか考えるか…」
時間のかかることは、時間のあるうちに動いておいたほうが良い。そう考えた。考えると行動が早い。すぐにsuumoで条件を登録し、候補を見漁るようになった。
最初は中古戸建を考えていた。
ちょうど今の賃貸アパートの契約が今年で更新となる。
すでに4年目であり、もし次引っ越す場合は子育て等も見据えたいので、「実家近く」の「中古戸建」で探し始めた。
ちなみに最初の希望は「広い!」くらい。そのニーズを満たすだけなら、中古を選んでおけば、そんなに馬鹿高くはならずに広い家が手に入る考え、最初の1歩を気軽に踏み出した。
もうひとつちなみに。
投資要素は一切考えていない。住み倒すつもりでいる。投資を考えると難しそうだし、基本モノに過剰な執着が湧いてしまうタイプなので、住んだ家を売るとなったら、多分号泣する。
投資で考えると23区内で探すべきだが、人混みが嫌だし、地元大好きだし、つーかそもそもカネが足りんということで、実家近くの西東京で探すということは異論なく決まった。
suumoで条件を登録したあとは、定期的に更新される検索リストを見て、良さそうな物件を探す。体験重視タイプの人間なので、早めにプロに話を聞きに行くのがいいと考えた。ベストではないが「まあ、なくはないな」くらいの物件を見つけてすぐに面談の予約を入れた。もともと行動力がある人間が無職で暇になると、行動力が爆発するので気をつけたほうが良い。
「こんちわー」
くらいのノリのTシャツ短パンの男が平日に不動産屋に現れた。先方が訝しんだことは想像に難くない。
ここから不動産屋との話、もとい不動産屋による素人俺への蹂躙が始まる。
続く。