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【家づくり⑯】購入申込書を送る

家づくり
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〜〜〜
前回までのあらすじ
<3rdシーズン「この土地いいのでは?動き出す物語」>
不動産屋さんに仲介をお願いしたぜ。
〜〜〜

契約の準備について書いていきたい。

「この土地に決めた!」あと、まずは購入申込書を書いた。
(当然自分で送ったのではなく、不動産屋さん経由で送った)

購入申込書とは、交渉のたたき台のようなもので、
・指値(何円で買いたいか)
・購入希望時期
・融資利用特約の有無
を記載して売主に提出する。

正式な契約ではないので撤回はできる(←これ大事)。

 

一番おもしろいなと思ったのは「指値」の部分だ。

「suumo記載の値段そのままじゃなくてもいいんだ」と素朴に思った。
まさに商売の本質である。必要なのは売り手と買い手の合意のみだ。

 

ただ、シロートには指値の塩梅が分からなかったので、不動産屋さんのお知恵を借り、ほぼ言われたとおりに記載した。結果としてマイナス100万円、加えて解体費用が先方持ちとなり、プロの交渉術の凄さを見た。感謝が止まらない。

 

購入申込書についてもう一つ。

融資特約というのは、「ローン審査が下りなかったら無料で契約を白紙に戻せる」特約である。売主からすると嬉しくない特約だ。これをつけないと売主としてはありがたいので、交渉時にプラスに働くとのことだったので、特約無しとした。

 


すこし話は変わるが、この辺りの「交渉のダイナミズム」のようなものは自分にとってとても新鮮で面白かった。

なぜ新鮮かと言うと、今まで従事してきた「監査」という仕事が特殊だったからだ(ただ新卒入社だったので、当時はこれが普通と思っていた)。「監査」は法律で実施が義務付けられている。なので会社はやってほしくなくても、監査法人にわざわざカネを払い、わざわざ内部を探られることになる。法律上の義務であるため、構造的に交渉余地が狭い。

対して今回の土地契約、そして付け加えるならば今の仕事のM&Aも、交渉が非常に重要で、交渉次第で金額その他条件がかなり動く。この変動させようとする両者のバトル、戦略、常套手段、一般的な落とし所の感覚、飛び道具などの要素が非常にスリリングに感じる。

 


購入申込書の話に戻ろう。

その他、細かいところだが契約希望日など、どのように考えて良いのかわからなかったので質問したが、丁寧に回答いただいた。というか最初のタイミングで、「特に何も無ければ◯月頃、という書き方で良いと思います」とコメントいただいていたので結局はそれに従った。家とは関係ないが、こういう進め方、スムーズでいいな〜とプロの動きを堪能していた。

 

話はまた少し流れるが、誠実なお仕事をしていただいていると思えた話をもう一つ。
(メールを見返していて気付いた)

金額交渉時の先方からの回答を、コピペで共有いただいていた。そこには先方不動産屋さんからの落とし所の提案と、その理由が記載されており、納得感があった。コピペなしで結果だけだったとしても特に気にはならなかっただろうが、やはり実際にやり取りされた文章があると、納得感が違う。ここを共有いただいたのもありがたい。

 

ここまで進んでみて、「やっぱり初回の進め方、終わってたな」と気付いた。

初めての土地契約で、ほとんど第三者の意見を聞くことなく先方不動産屋さんの意見をほぼ丸呑み。しかも検討から契約までとても短期間。しかも短期となった理由が「月末までに、、」という営業のなんの理由にもなっていない理由に急かされての契約。

 

薄氷を踏む思い、という言葉があるがまさにそれだ。

結果白紙に戻せたので、ある意味非常に切迫感のある、得難い実体験を得られたと感謝している。めちゃくちゃ迷惑をかけたけど。

購入申込書は無事受理され、それを元に契約書が作成された。
(ここも味方の不動産屋さんがいないと、自分だけでチェックする必要があるので危険だ。)

契約当日に進んでいく。

 



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