こんにちは。ヤングチャンピオン・カエルです。
今回は
「プログラム中で使用頻度が高く、かつ覚えておくと便利な動き」
第2弾です。
第1弾はこちら↓
【スケート初心者必見】プログラム中で使用頻度が高く、かつ覚えておくと便利な動き①~着氷後クロス~
コンセプトは
上手い人が自然にやっているスピードを落とさないための小技
を紹介するこのシリーズ。早速行きましょう。
フォアクロス前助走
今回の動きはこれです。
ただのフォアクロスじゃね??
違います。ここです、ここ。
フォアクロス前のこの動きです。
この片足ひょうたんのような動きが今回のポイントです。
フォアクロスを一歩目から馬鹿正直にフォアクロスしてはいけない
プログラムを先輩とかに作ってもらった時に、
「ここのジャンプの後フォアクロスね〜」と言われる場所は必ずあると思います。
これが罠です。
スケート始めたばかりの人がこの言葉を聞いたら
初めからフォアクロスをしなければ
と思ってしまいます。
しょうがないです。みんな思います。
それで初めからフォアクロスをしようと思うんだけど、
スピードなくてフォアクロスがかきにくい、
クロスをかいているのにスピードが全く出ない、
てかこれただ足動かしてるだけじゃない?
と思った経験はないでしょうか。
このようなクロスは厳しく言えば無意味なクロスと言えます。
クロスは0から加速するための技ではない
少々寄り道になりますが、
クロスで加速する
という言葉の意味を正しく理解しているでしょうか。
クロスによって
0→100に加速すると考えている人がいれば、それは間違いです。
正しく言うと、
加速は0→30、30→100の2段階に分かれてる
クロスは後半の30→100の加速のために行う
のです。
つまりクロスは
すでに多少出ているスピードをさらに加速させる技であって、スピード0の状態からはやってはいけない
のです。
クロスという複雑な動きをスピード0からやるのはコスパが悪いと言えるでしょう。疲れる割にスピードが出ません。
スピード0の状態ですべきはクロスではなくもっと単純な、
ストロークしてからフォアアウト、スリーターンしてからバッククロスクロスなどです。
0→30の加速を作る”片足ひょうたん”
そして話は戻りますが、
フォアクロスをかく前にやっておくとその後のフォアクロスに繋げやすいのが、最初に書いた片足ひょうたんの動きなのです。
改めてこの動き。
この動きによって0→30のスピードを作っています。
このシンプルでやりやすい動きで氷しっかり押して基盤となるスピードを作ることで、その後のフォアクロスが活きる、つまり加速できるクロスになります。
頻出シチュエーションは
ジャンプのあとにフォアに出る時
です。
些細な動きですが、やってみるとすごいスムーズにフォクロスに入れることがわかると思います。動きもシンプルなので是非取り入れて見て下さい。
まとめ