こんにちは。ヤングチャンピオン・カエルです。
今回は1級ステップ、
『ワルツステップ』
で注意するポイントを紹介します。
参考動画
僕が実施した参考の動画です。イメージがついていない方はまずご覧いただければと思います。
ワルツステップ概要
ワルツステップですが、
基本的にはスリーターンとスイングロールだけで構成されています。
詳細に観ると、ワルツステップは6つの動きでできています。
これを1つの半円で行い、初級コンパル同様、1つ描いたら逆の半円で同じことをします。
詳細な動きは以下の通りです。左フォアアウトスタートの場合です。
①【スリーターン準備】
T字スタート→左フォアアウト
蹴りだしたらフリーレッグの右足はすぐ左足のかかと付近にくっつけちゃいましょう(②のスリーターンに備えて。足離れているとターンが難しい)
②【スリーターン実施】
左フォアアウトのスリーターンして左バックイン
ターン中もターン後も、右足は左足かかと付近の①の位置から変えない。
③【バックスイングロール前半】
足を踏み換えて右バックアウト
この時左足は前に出す、右足は曲げたままスイングロール前半なので。
④【バックスイングロール後半】
滑ってる右足はそのままで、フリーレッグの左足でスイングロール
スイングロール後半なので左足を後ろに、右足は伸ばす、スイングし終えたら足を閉じる、次の足に備えて、ワイドステップしない。
⑤【フォアスイングロール前半】
反時計方向に前を向いて左フォアアウトででる
スイングロール前半のためこの時、右足は後ろ
⑥【フォアスイングロール後半】
滑ってる左足はそのままで、フリーレッグの右足をスイングロール
(左足を前に、足を揃える、次のため)
↓
半円終了、足を揃えてから次の右フォアアウトへ
という流れです。
音楽は6拍
大事な点ですが、合わせる音楽はワルツ、
つまり3拍です。
僕は音楽全く無知だったので、この世の音楽の全ては4拍で拍を取れる(4で割り切れない数はない)と思ってました。
ただお分かりの通りステップは6つのなので、整数の範囲では4では割り切れません。
頭の中で
1,2,3,1,2,3,,
と拍を取りながらやりましょう。
不合格ポイント
ワルツステップで落ちる最大のポイントは
音に合ってない
ことです。
音楽聞かない人はすぐ落とされます。
ただ音楽をちゃんと聞いていても難しいポイントがあります。
スリーターン後の失敗
よくある失敗は
スリーターン後のバックインを押さえられず、1拍分待ってないのに③に行く(逆の足にすぐ替えてしまう)
ことです。
スケートを始めた頃は、スリーターンはターンの瞬間だけのことだと考えてしまうのですが
ターンはターン前後の滑っている部分も、含めてターンです。
スリーターンはターンする瞬間ではなく、
ターンした後にしっかりエッジに乗って安定する事が最重要ポイントとなります。
なので②では、
スリーターン後のバックインで一拍「耐える」ことを意識
しましょう。
ちなみに2級ステップはスリーターン地獄なので1級のこの部分を耐えられないと2級で苦労します。
その他雑多なポイント
割と大きな半円を書くイメージ
6つも動きがあるので、初級コンパルとかと同じ円を想定すると半円で書ききれないです。
大きく出ましょう。
大人ならリンクの短辺で半円3つくらいの大きさでも大丈夫です。
②にすぐいかない
②のターン後に耐えられない人も多いですが、
たまにターンを意識しすぎて①が短い人がいる。
音に合わないのでやめましょう。
余談ですが、こういう人は①のフォアアウトを
「スリーターンへ行くため」のフォアアウトと考えてしまっている人が多い気がする。
気持ちは分かりますが、理想のフォアアウトとは常に「ただの」フォアアウトであるべきです。
スリーターンしている時も、ロッカーとかカウンターのような難しいことしている時も、常に同じポジションでいる。
フォアアウトがただフォアアウト自身のためだけに存在している。そんなフォアアウト。
大丈夫です。自分で何言ってるかわからなくなってます。
要は①のフォアアウトの段階ではスリーターンを考えすぎず、1拍は必ずフォアアウトに乗り続けましょうというだけの話です(始めから言え)
スリーターンの誘惑に負けないで下さい。
まとめ
いかがだったでしょうか。
ワルツステップは動きはそんなに難しいものではないので、
音楽を聴きながら滑る
ということを重視しましょう。プログラムをすべるようになると必須の要素です。