こんにちは。ヤングチャンピオン・カエルです。
スケートを初めて2,3週間もするとだんだん滑れるようになってくると思いますが、
滑るのはいいけど止まれない!
となる人も多いのではないでしょうか。
危険な暴走スケーターになる前に止まり方を練習しましょう。
今回はストップの種類・基本的なやり方をご紹介します。
参考動画
僕が実施した参考の動画です。イメージがついていない方はまずご覧いただければと思います。
ストップの種類
基本のストップの仕方としては
①ハの字ストップ
②T字ストップ
の二つがあります。
ハの字ストップは片方の足を内股にしてエッジの外側で止まるストップ、
T字ストップはT字スタートのように片方の足をもう一方の足のかかとに垂直にくっつけてエッジの内側で止まるストップです。
ちなみにスキーでは両足で止まることもありますが、スケートは基本的に片方の足でストップをかけます。
意識すべきポイント
どちらも意識すべきポイントは次の3つです。
①進行方向に対して垂直にエッジを置いて止まる
②いきなり止まらない
③止める足への加重、最初は軽く
詳しく見ていきましょう。
①進行方向に対して垂直にエッジを置いて止まる
進んでいる方向に対するエッジの角度をほんの少し斜めにした程度では止まる力は生まれません。
ハの字ストップなら思いっきり片足を内股に、T字ストップなら思いっきり外股にして
止まる足と進行方向が90度を作れるようにしましょう。
②いきなり止まらない
慣性の法則があるので、スピードがついている状態からいきなり止まるのは非常に難しいです。最初の内は転びます。
最初の内は徐々にスピードを落としていって、「あ、やっと止まってくれた」みたいな感じで止まりましょう。
③止める足への加重、最初は軽く
②に近いことで、徐々にスピードを落とすための具体的なやり方です。
始めはエッジが氷に触るか触らないかくらいのギリギリの高さでカリカリカリとエッジを引きずるようにします。
この時、ストップする方の足にはまだそんなに体重はかかっていない状態です。
いきなり体重をかけると転ぶので、カリカリカリという音を鳴らす状態を最初に作りましょう。
基本:ハの字ストップのやり方
次に具体的に「ハの字ストップ」のやり方をご紹介します。
右足で止まる想定で行きます。
ハの字は両足滑走から止まれるので、一番簡単なストップになります。
①:両足でまっすぐ進む
↓
②:右足を徐々に内股にしていく
いきなり進行方向と足が垂直になるくらい内股にすると転ぶので注意です。
ポイント③のように、最初はカリカリカリと音が鳴るくらいの浅い角度で大丈夫です。
また、両足滑走中ですが体重は
左(滑っている足):右(止める足)=7:3くらいにしましょう。
始めのうちに右に体重をかけすぎると、いきなり止まることになり転びやすいです。
↓
③:右足に体重をかけていく
②の状態でスピードが落ちてきたら、徐々に右足にかける体重を増やして止めます。
この時脚をより内股にする(=進行方向に対し垂直方向にする)と止まりやすいです。
基本:T字ストップのやり方
同じく右足で止まる想定で行きます。
T字ストップは片足で滑っている状態から止まります。
①:左足でまっすぐ滑る(右足は浮いている)
↓
②:左足のかかとに右足の真ん中部分をくっつけてる
止まるときの足の位置をまず作ります。上から見るとTの形になります。
↓
③:ほんの少し右足を氷につける
いきなり体重をかけると転ぶので、初めは
左(滑っている足):右(止める足)=9,5:0.5くらいにしましょう。
カリカリカリと音が鳴るくらい。
またT字ストップについては横から見たときのエッジと氷の角度のつけ方も大事になります。
下図のように氷とエッジの角度が90度以上だとストップ効果が強いので、いきなりこの角度で右足を置くと転びやすいです。
始めのうちは次の図のように角度90度以下にして、エッジを引きずるように、氷をなでるように置くとゆっくりと止まれます。
↓
④右足の体重増やす、角度をつける→止まる
③でスピードが落ちてきたら、徐々に
・右足の体重を増やす
・右足のエッジと氷の角度を増やしていく
ことでストップ効果を強めていって止まりましょう。
最初のうちは「徐々に」が大事です。慣れたら早められるようになります。
まとめ
いかがだったでしょうか。
ストップは安全に滑るためには必須の技術になります。
滑れるようになってきたら必ず覚えましょう。
フィギュアスケートについてのお悩みを解決します 動画を拝見し、改善点を具体的かつわかりやすくお伝えします!