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フォアクロスのフリーレッグ、浮かすのか浮かさないのか問題

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こんにちは。ヤングチャンピオン・カエルです。

 

実体験に基づく疑問なんですが、
「フォアクロスのフリーレッグって浮かすの?浮かさないの?」
と思った方って他にもいませんか?

 

おそらく最初に習うフォアクロスのイメージは下の動画のように、外側の足を「浮かす」タイプが多いと思います。「ちゃんと片足にならないと初級バッジテスト受からないよ」という言葉と共に。

出典元:Patrick CHAN – CDN Nat 12 – Free

 

なのに選手の動画で見るフォアクロスのほとんどは、下のような足を「浮かさない」タイプじゃないでしょうか。

出典元:18 Patrick CHAN – Canadian Nationals 2018 – Mens FS

 

足あげてないじゃん!!!初級落ちんぞ!!!

と、3~4年くらい疑問でした。

それが最近やっと「まあこういうことかな」仮説程度の答えを持てたので紹介しようと思った次第です。

(3~4年も疑問放置、よくない)

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答え

早速答えに行きましょう。僕が今持っている考えは、
氷を強く押したいときは浮かさない、早く足を動かしたいときは浮かす
です。

つまり使い分けるべき、という考えです。

動画では足浮かさないパターンの方が多いとはいえ、足を浮かすフォアクロスをしている時間もままあります。
なのでどちらかのクロスが間違っているという話ではなく、それぞれにメリットがあるから状況によって使い分けるべきなんだろうなと思います。

ではどのような状況でどっちのクロスをするべきなのでしょうか。
それぞれのパターンのメリット、デメリットを見て、適した状況を明らかにしていきましょう。

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それぞれの利点、欠点

それぞれの利点と欠点を見ていきましょう。最初にまとめてしまうと、

【足を浮かさないフォアクロス】
利点:氷を強く押せる→スピード出せる
欠点:時間がかかる、重く見える
適した状況:スピードがない時、スピードを出したい時

【足を浮かすフォアクロス】
利点:早く足を動かせる、軽やかに見える
欠点:あまり氷を押せない
適した状況:既にスピードが出ている時、曲が盛り上がっている時

足を浮かさないフォアクロス

【利点:氷を強く押せる→スピード出せる】
足を浮かさないクロスで氷を強く押せるのはなぜでしょう。僕は下の画像のようなイメージを持っています。


足を浮かすパターンでは、
・靴の動きが直線なため「平行な一方向」にしか力を加えられない
・最終的に足が浮くので最後までは力が加えられない
一方、足を浮かさないパターンは、
・靴の動きがカーブを描いているので「四方八方」に力を加えられる
・足が浮かないので最後の最後まで氷を押せる

から足を浮かさない方が氷を押せるというイメージです。

 

【欠点:時間がかかる、重く見える】
ただ、足を浮かさないパターンは長く氷を押し続けるために、足を浮かさないパターンよりは時間がかかります。

適した状況:スピードがない時、スピードを出したい時
なので足を浮かさないパターンは、スピードがない時、スピードを出したいときが適しています。
逆にすでにスピードがある時や、少し曲に遅れている時にわざわざ足を浮かせず時間をかけてフォアクロスするメリットはあまりないと言えます。

足浮かさないほうがフォアクロスで強く押せる!と常に両足気味にフォアクロスを行う人もいますが、個人的には使い分けたほうが緩急も出て良いかなと思います。

足を浮かすフォアクロス

【利点:早く足を動かせる、軽やかに見える】
【欠点:あまり氷を押せない】
【適した状況:既にスピードが出ている時、曲が盛り上がっている時】

足を浮かさないフォアクロスの裏返しです。
こちらはを長く押さない分、素早く、軽やかなクロスが可能です。

スピードを出したいときには適さないですが、既にスピードが出ている場合に適します。

特に曲の盛り上がりで全力でフォアクロスする姿って熱いですよね・・・宇野選手のトゥーランドット、クリムキンイーグルの前のフォアクロスとか最高。

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初心者お勧めフォアクロスパターン

本筋と若干ずれるのですが、フォアクロスの動画を見まくってる中で使いやすそうなフォアクロスのパターンを見つけたので紹介しておきます。
フォアクロスで上手く加速できないという人は参考にしてみてください。

出典元:☆ 2011 BMOC FS Patrick Chan (Bold HD 720p)

どういう動きをしているかというと、

①片足ひょうたんみたいのする
→②足浮かさないフォアクロス
→③足浮かすクロス

ということです。

①でまずしっかり初速を作って、②で氷を思いっきり押す、①②で作ったスピードに乗った③でシンプルなクロスを一回、という感じです。

見た目がすっきりしてて良いです。テンプレみたいに使ってみてください。

前記事(【スケート初心者必見】プログラム中で使用頻度が高く、かつ覚えておくと便利な動き②~フォアクロス前ひょうたん~)で書いた動きが①ですね。ちなみにここで紹介した高橋大輔選手も同じ動きをしています。まあそういうのを選んだんですが。

元動画:https://www.youtube.com/watch?v=dXoP5OqYXoU

 

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まとめ

いかがだったでしょうか。

一言でいうと、
フォアクロスはスピードを出したい時は両足でいいけど、スピードが出ている時は無理に両足にしなくてもいい
ということです。

是非意識的に使い分けてみてください。



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