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【スケート1年目】6ステップのコツ・やり方

スケート
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こんにちは。ヤングチャンピオン・カエルです。

今回は「6ステップ」がテーマです。

ちなみに僕は6ステップ大好きです。
なぜならモホークとバッククロスが好きだから。

シンプルながら奥深く、かつ上手く出来ると楽しい6ステップの世界への誘い。

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6ステップとは

まず6ステップは以下のような動きです。

元動画:Alexei Yagudin 2002 Worlds SP “Winter”

大きく分けると
モホーク→バッククロス→フォアに出る
という動きです。

もう少し詳しく言うと、「6」ステップというくらいなので6つの動きから構成されています。(右方向のモホークスタートで解説します)

①右フォアイン(モホーク1歩目)
②左バックイン(モホーク実施、モホーク2歩目)
③左足を押して逆方向の半円へ、右バックインに体重移動
④左に体重移動(バッククロス1歩目)
⑤クロス入れる(バッククロス2歩目)
⑥フォアに出る

それぞれの動きと描く軌跡の関係は以下の通りです。


最大のポイントは②から③で円が変わるところです。他の動きはモホークとバッククロスだけなので、6ステップの巧拙はここに現れると言えます。

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6ステップ動きの詳細・ポイント

ここからは具体的な動きと注意点を、それぞれの動きごとに見ていきましょう。

①右フォアイン(モホーク1歩目)

ここでの注意点は2つです。
①90度分は滑る
②真横に出なくてもいい

【①90度分は滑る】
6ステップは3歩目で半円が変わるので、最初の2歩で半円(180度)分を滑りきっている必要があります。

しかしモホーク然りフォアインスリーターン然り、ターン前の1歩目はターンの瞬間に意識が集中してしまうために、1歩目に滑ることが疎かになりがちです。

結果1歩目で45度くらいしか滑らず、
2歩目のバックインで残りの135度という長い時間を滑る必要が出る→リズムもズレる
ということが起こりやすいです。
もっと言えば、2歩目でも135度滑れないで帳尻を合わせに失敗する場合も多く、それによって3歩目で半円を変えることも難しくなってしまいます。

3歩目に円を変えるため、2歩目までで180度滑りきる→2歩目の負担を減らすため1歩目で90度分は滑っておく 

ことを意識しましょう。

 

【②真横に出なくてもいい】
最初の2歩で描く半円ですが、綺麗な半円である必要はそれほどなく、縦長の半円でも良いと思っています。

上で書いた通り6ステップは、2歩目までで180度描き切る必要があります。
ここで、1歩目をコンパルのように真横に出ようとすると、非常に深いカーブかつ長い距離を滑らなければならないため、シンプルに難しいです。しかもスピードも出ているのでより難しい。

一方、多少直線気味に1歩目を出れば、角度が浅いのでそれほど苦労することなく180度地点まで移動することができます。

6ステップではどちらかといえば、コンパル的な軌跡の正確さより、リズムや軽やかさの方が大事だと僕は考えています。
深くカーブを作ろうとしてぎこちなくなるよりは、多少直線気味にでもモホークして自然な形で3歩目につなげましょう。

 

②左バックイン(モホーク実施、モホーク2歩目)

ここは3歩目に備えてしっかり180度描き切ることを意識しましょう。

2歩目がやりにくいと思う人は、2歩目自体に原因があるのではなく、上で書いたような1歩目に原因があるかもしれません。

最初はここで目線が下を向きがちなので注意です。

③左足を押して逆方向の半円へ、右バックインに体重移動

6ステップ最大の見せ場であり、個人的大好きポイントであり、超難しい動き。

3歩目で最も難しいのはバック”イン”に乗ることだと思います。

3歩目がインに乗れているかどうかを判別する簡単な方法は「3歩目で止まってみる」ことです。1度は必ず試してみましょう。
4歩目に行かずに3歩目で止まって、1・2歩目と同じカーブ方向に進んでしまったら、インに乗れていないことになります。インに乗れていれば、1・2歩目と逆のカーブに進むはずです。

一番やりがちなのは、上でも書いたように、2歩目までで180度進み切れずに3歩目が「同じカーブ」でバックアウトになり、両足スネークのような動きで無理やり半円を変えることです。

理想は「置いた瞬間からバックインに乗っている」3歩目を作ることです。

ということでここでは、3歩目をバックインに置くコツをまとめておきます。

①2歩目までで180度滑っておく
②足の置く位置は肩幅の外
③足の置く向きを斜めにする
④左足(2歩目の足)で押す

【①2歩目までで180度滑っておく】
上で解説済みのため省略。

 

【②足の置く位置は肩幅の外】
僕が現状見た中で一番好きな6ステップ(厳密には違う)の動画は下の高橋大輔選手のものです。

元動画:2012 GPF Daisuke Takahashi SP

見てほしいのは3歩目の足の置く位置です。

肩幅より外に置いているのが分かると思います。
バックアウトに乗ってしまう人は高確率で3歩目の足を上体の真下に置いています。このように3歩目が上体の真下にあると、バックインに乗るのが非常に難しいです。

3歩目は描くべき半円が変わるので、足はどうしても遠くに置かなければなりません。ただバランスを崩さず遠くに足を置くのはかなりの練習が必要です。なので3歩目を近くに置いてしまう→バックアウトになってしまう、という事態が起こりやすいのではないかと思います。

3歩目はできるだけ遠く、肩幅の外に置く意識を持ちましょう。

 

【③足の置く向きを斜めにする】
再び上の画像で、今度は3歩目の置く「向き」に注目します。

少々分かりづらいですが、3歩目が内股気味になっています。

最初は下のように3歩目をまっすぐ置く人が多いと思いますが、

これを少し内股方向に斜めに置こうという話です。

斜めに置くことで、
①自然に3歩目がインのカーブに乗りやすい
②進行方向に対して角度がついているので氷を押しやすい
というメリットがあります。

シンプルに真っすぐ置いていた人は、少し内股向きに角度をつけてみましょう。

 

【④左足(2歩目の足)で押す】
これは単純です。しっかり力をつかって氷を押しましょう。

右バックインにまでもっていくにはかなりの体重移動が必要になります。氷を左足で押すことで、左にあった体重をしっかり右バックインの真上にもっていきましょう。

ちなみに左足は押し切るので、3歩目での姿勢は
左膝(2歩目のあし)が伸びきっていて、右膝(3歩目の足)は曲がっている状態です。

 

以上4点、バックインに置く練習をする時に意識してみてください。

 

【コラム】6ステップの3歩目、両足ひょうたん説
高橋大輔選手の動画をじーっと見てたら「6ステップの3歩目って両足ひょうたんに近くない?」と思って書いた雑記です。合わせて読んでいただければと思います。

 

④左に体重移動(バッククロス1歩目)

ここからはバッククロスして前に出るだけなので、バッククロスがしっかりできればそれほど難しくありません。

バッククロスの詳しいやり方は前記事(【スケート1年目】どうすればいい感じのバッククロスができるようになるの??-バッククロスのコツ)を参考とし、ここではさらっと行きます。

4歩目では3歩目で右バックインの真上にある体重を左足に乗せ換えます。初級クロスで言う「1の姿勢」を作ります。

なので3歩目では左膝は伸びて、右膝は曲がっていましたが、
4歩目で右足で氷を押すことで、左膝が曲がって右膝が伸びる、という状態になります。

しっかり右足で氷を押すことを意識しましょう。

【雑記】個人的にこの4歩目でもちゃんと滑れるようになりたいです。見てください高橋選手。クロスが入る直前に一瞬「ため」のような瞬間があって、そこでもすごい進んでいます。たまらん。

⑤クロス入れる(バッククロス2歩目)

初級クロスで言う「2の動き」です。基本的にただのバッククロスです。

注意点があるとすれば、次の動きでフォアに出ることになるので、少し顔を進行方向に向けておくということをしておくといいかもしれません。

⑥フォアに出る

バッククロスを一回描いたらフォアに出ます。

フォアインで出るのかフォアアウトで出るのか問題はありますが、ケースバイケースです。プログラムに合わせて出やすい、自然なエッジに乗りましょう。

いずれにせよ
・ワイドステップにならないように(足を寄せてきてから押す)
・しっかり氷を押す
・フリーレッグは伸ばす
などは意識しておきましょう。

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まとめ

いかがだったでしょうか。

6ステップはシンプルなステップですが、バックインに乗るところや体重移動など、大事な動きが多く含まれています。また、単純にスピードを出しながらやると楽しいです。

是非練習してみてください。



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