こんにちは。ヤングチャンピオン・カエルです。
今回は「トウステップ」がテーマです。
トウステップって色んなバリエーションがあって見ててとても楽しいですよね。
僕はヤグディンでトウステップにはまりました。
今回は色んなトウステップの種類と、その簡単な解説をしていこうと思います。
色んなトウステップ
横移動
トウを使って横に移動する技です。
少しでもエッジに乗ると転ぶので、ずっとつま先立ちをすることを意識しましょう。(なのでふくらはぎが疲れます)
上の画像のように、
①進行方向に対して後ろ足(図の場合、右)を前足の前から交差させる
②前足を抜いて通常の姿勢に戻る
③今度は後ろ足を前足の後ろから交差させる
④また前足を抜いて元に戻す
の繰り返しで進んでいきます。
上体は、
後ろ足を入れる方向と逆方向に捻ります。
後ろ足(右)を前足(左)の前から交差させる→上体は右に捻る
後ろ足(右)を前足(左)の後ろから交差させる→上体は左に捻る
と動かすと自然です。
縦方向トウステップ
動画元:[HD] Alexei Yagudin – “Revolution Etude” 2000/2001 GPF – Round 1 Short Program ヤグディン 革命のエチュード Ягудин
「トトトッ」と3回トウでリズムよく跳ねるステップです。おしゃれですね。
動画のようにバッククロスを入れた姿勢からスタートすることが多いです。
逆バッククロスの②の姿勢(右バックインでクロスしている姿勢)スタートとすると、
左トウ→右トウ→左トウ→右バックイン
です。詳しく見てきしょう。
【①左トウ】
直前バッククロスで曲げていた右脚を伸ばしつつ、左足を後ろに伸ばしてトウをつきます。
トウをつくジャンプの動き近いですが、
トウをついて上に跳ぶというよりは、左トウを引っかけて右脚を後ろに引っ張るイメージが近いです。
なので、トウは上から振り下ろすのではなく、低い位置から引っかけに行く感じです。
画像で言うと、下のような感じです。
つくというより引っかけるイメージなので、トウは上から振り下ろすのではなく、低い位置から引っかけに行く感じです。
ちょっとムーンウォークに近いです。
【②右トウ】
①で左トウを氷に引っかけることで滑らせてきた右脚でトウをつきます。
ここでも次の左トウにつなげるため、右トウを氷に引っかけて左脚を後ろに引っ張ります。
【③左トウ】
②と同様です。
②で左トウを氷に引っかけることで滑らせてきた右脚でトウをつきます。
ここでも次の左トウにつなげるため、右トウを氷に引っかけて左脚を後ろに引っ張ります。
【④右バックインに戻る】
③の後は、つま先立ちになっている左トウをエッジに戻しつつ、クロスを入れて右バックインの状態に戻ります。
これで完了です。
軽やかに実施するポイントは、
ステップ中ははあまりトウに体重を乗っけず、少し体が浮いているうちに(クロスで曲げていた足を伸ばすと少し体重が浮くのでそのタイミング)足だけ動かす
ことです。ぴょんと背伸びする間にトトトっとする感じです。
軌跡はこんな。トウ、トウ、トウ、エッジと頭の中で唱えましょう。
1回転
トウを使って外回りに一回転する、これまたおしゃれなステップ。
意識すべきところはだいたい上のステップと同じです。
これもバッククロスを入れた姿勢からスタートすることが多いです。
逆バッククロスの②の姿勢(右バックインでクロスしている姿勢)スタートとすると、
上のステップ同様、左トウ、右トウ、左トウ、右バックインエッジです。
一歩一歩見ていきましょう。
【⓪右バックイン】
ここでしっかりしゃがんでおくと、トウの時に回りやすくなります。
曲げた膝を伸ばすことで、氷にかかる体重を軽くすることができます。体が軽くなっているうちに回ってしまおうという魂胆です。
【①左トウ】
直前バッククロスで曲げていた右脚を伸ばしつつ、左足を後ろに伸ばしてトウをつきます。
2歩目で外方向(この場合右回り)に回りたいので、1歩目の時点で右足を外側に向けておきましょう(少し外股になります)。
この時点で体が右に60度くらい回り始めていたいです。
【②右トウ】
ここから回り始めます。
2歩目トウでは120度分くらいの位置まで回ります。
なので右足と突くトウの向きは下の位置あたりです。
【③左トウ】
3歩目トウでは240度くらいの位置まで回ります。
最初はトウをつきますが、4歩目はエッジに乗るので、トウ→エッジへ体重を徐々に移していきます。
エッジに体重を落としつつ、右バックインを入れる感じです。
【④右バックイン】
ここで残りの120度分を回り、最初の姿勢に戻ります。
軽やかに実施するポイントは前のステップ同様、
これもトウに体重を乗っけてドスドス回るというよりは、少し体が浮いて軽いうちにササっと回ってしまう感じです。
僕は、①、②の時は上に背伸びしながら、③、④でその背伸びを戻しながら落とすイメージを持っています。
他にも
ヤグディントウステップや、
くるくる回るトウステップ(ヤグディンver)や、
リバーダンストウステップ、
などなど他にもたくさんあります。
自分でも探してみましょう。
まとめ
いかがでしょうか。
トウはできるようになると色々遊べ、またプログラムでつかうとちょっとした見せ場になりやすいです。
Be トウステッパー。