下書きを放出する企画Vol.1
下書きを放出する企画とは?
・過去に書いたが結局投稿してなかった下書きをそのまま放出する在庫処分企画
・「そのまま」なので誤字、脱字、面白くないなどすべてが恩赦される仕組み
・そのまま放出だけではアレなので、「今、これを読んだ感想」を申し訳程度に付記
・これにより何が起きるか?俺の気分がスッキリするのだ!そんな雑な企画が許されるのか?許されるのだ!これは個人ブログだから!ここは俺の国だ!俺がルールだ!ガッハッハッ!
では放出していきましょう。
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(2024.3月の下書きより)
うんこと内部統制
会計士になって良かったと思えることの1つに、内部統制を知れた、ということがある。
内部統制とは、とっても簡単に言えば「社内の仕組み」である。
そこには、情報がここからここに流れる、そしてその情報の伝達ミスが起こらない工夫などが含まれる。会計士はこの内部統制について検証することになるのだが、内部統制を知ると、「会社という生命体がどうやって日々を活動しているのか」がとても良く見えて面白い。
これは日常でもとても役に立つ。今回はそんな話をしたい。
舞台はうんこが漏れそうになった場面である。
先週、外でトイレに行きたくなった。うんこが漏れそうになるという、普通の理由からである。
近場を見渡すと、9時からオープンする商業施設が近くにあった。今の時間は8時55分。
絶妙にオープン前である。腹痛常連にはよく分かると思うが、5分は非常に判断が難しい。待つか、別のルートを探すか。
悩んでいると、オープン前に入口のドアを清掃するにいちゃんがいた。にーちゃんはオープン直前に鍵を空け、入口付近を掃除していた。
しめた、事情を説明したらトイレくらい入れてくれるだろう。どうせあと5分だし、断られる理由がない。そう思ってできるだけ腸をできるだけ上下動させないような歩き方でにーちゃんに近づいた
「すいません、トイレだけ貸してくれませんか」
「ごめんなさい、9時にならないと開けられないんです」
衝撃で漏れるかと思った。
内部統制的に考えて、この回答は予想外だ。
たった5分である。誤差じゃん。
監査的に言うと、重要性がない。許容範囲内だろ。
そして、この5分を許さなかったことでこのにーちゃんが被るリスクとは如何ほどのものか。上司に激怒でもされるのだろうか。私という一人の人間の社会的尊厳を守るための有意義な行動であり、そんなことで怒る上司がいたらその会社ごと滅びた方が良い。
おそらくリスクの程度まで思い及ばせることができないのだろう。そもそもそこに上司はいない。にーちゃんひとりの判断で、ばれずにどうにでもできる。
マニュアル人間ここに極まれり。これがこの街の限界なのだ。
便意と戦いながらそんな無礼極まることを考えた。便意を人を凶暴にする。
そこで5分待つこともできたが、無意味に怒っていた意地から別の場所を目指すことにした。駅に行った。改札内にトイレがある。結局ここを使うことができた。
かつてはこういう時に、「トイレを使うだけで改札入るのいいのかな…?」とか「改札出るときなんて言おうかな…?」とか迷いがあったものだ。
しかし、内部統制的思考を装備している私は、もう少し社会の仕組みをドライに見ることができる。
駅員さんたちはユーザーの事情なんて気にしない。データの記録だけ適切にできていれば良いのだ。また、駅員さんにとって人の行き来など日常茶飯事、つまりマニュアル通りの行動をとるだけで負担もないだろう。つまり会社やビジネス全体という視点でみたら、俺がうんこのためだけに改札に入ろうがそうでなかろうが、どうでもいいのである。まかりまちがっても、「すいません、うんこのためだけに改札を通ることは、お断りしているんです」というようなことを言わない
1秒も躊躇うことなくsuicaで改札内に入り、トイレに直行。
「うんこ用にトイレ借りました」はさすがに社会的に言えなかったので、「すいません、家に忘れ物してしまったので出てもいいですか?」と流れるように嘘を言って改札外に戻った。
推敲案
・いいかんじのオチがほしい
・内部統制ではないかも、「会社の動きを熟知できた」みたいな方が近いかも。そのあたりの本文との連関を強める。
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<今読んだ感想>
そういえば「推敲案」のギミック、あったわ。相変わらず真面目だなコイツは。
この推敲案の目標が高くて投稿に至らないケースもあったので、この仕組みも考えものだ。ブログはもっと快便時のうんこのように、するする流れるように投稿するくらいでいい。