こんにちは。ヤングチャンピオン・カエルです。
今回は論文企業法がテーマです。
企業法は短答と論文で試験形式が全然違いますよね。
企業法の論文試験が一番「これぞ論文試験!」って思います。
なので短答から論文になって勉強方法もガラッと変える必要があります。
今回は論文企業法について
・使用教材
・勉強法
・注意すべきポイント
を紹介します。
使用教材
僕が論文で使用した教材は上の6冊+六法です。
また答練系は、
大原論文公開模試 全2回
TAC論文公開模試:2回
TAC直前答練 全3回
TAC理論補強 全2回
TAC応用答練 全2回
TAC基礎答練 全4回
の合計 15回分を勉強しました。
論文企業法の勉強法
論文企業法を戦うには次の3つの力が必要です。
①問題を読み解く力
②暗記力
③六法を使いこなす力
詳しく見ていきましょう。
①問題を読み解く力
論文企業法において特徴的かつ非常に危険なのは
大問2題、一つにつき2問ずつとすると4題しかないことです。
つまり一つ論点を外せば25点無くなり、下手をすると企業法で足切りにもなりうる超危険な科目です。
なので絶対に避けなければならないことは
問題で問われている内容を読み間違えることです。
ここを外すといかに暗記をしていても0点になってしまいます。
だから暗記よりも何よりも重要なのが「問題を読み解く力」になります。
的外れな解答を作る原因
問題を読み間違えて解答を作成してしまう最大の原因は
暗記した内容を喜々として書きまくるパターンです。
「あ、これ暗記したあの論点じゃん、知ってる!!あざーーーす!!」
といって論点外した内容で紙全部埋めて0点。
よく言われることですが、
書きたいことを書いても点数はもらえません。
問われていることにこたえて解答して初めて点数がもらえます。
的外れな解答を作らない方法
ではどのようにすれば論点大ずれ問題を防げるのでしょう。
一つの方法として提案するのは、
必ず複数案を検討する
ことです。
人は最初に良いと思った案があると、無意識にそれが絶対正解と思い込みがちです。
仮に、絶対これ!!!という方針が思いついたとしてもすぐに書き始めず、
「この方針で本当にいいのか」
「こっちの論点で書いてみたらどうなるか」
と必ず検討を加えてから進みましょう。
企業法の点数は最初の答案構成で9割決まります。
必ず複数案を検討したうえで、慎重に方針決定してください。
何度も言いますが、
ここで方針間違えると0点です。
熟考しましょう。
②暗記について
①の「問題を読み解く力」の次に大事なのは「暗記」です。
論文といえど企業法が理論科目である以上、暗記は避けて通れません。というかほぼ暗記です。
問題集や答練で出てきた問題をガシガシ暗記していきます。
といっても答え全て丸暗記するのは非常に時間がかかりますし、維持費もかかります。
ので覚えるべき要素を次のように区分したので、暗記の際の参考にしてください。
【絶対覚える】
・使用する条文の番号・概要
・条文の趣旨
・論点セット(論点、意見、意見の根拠)
・答案構成の流れ
【暗記不要】
・条文の具体的な内容(条文見れば書いてあるから)
結局ほぼ全部でしたね。
問題を読み解く力が必要といっても、
暗記しなければ結局問題読み解いても書けないわけで、
暗記はすればするほど強いです。
隙間時間・寝る前の暗記に強い時間などを上手く使ってどんどん覚えましょう。
どれぐらい覚えるればいいか
覚えられるだけ覚えたほうがいいと思いますが、参考までに僕は、
TAC問題集で 70題
大原論文総まとめで 40題
答練・模試で 30題
合計 140題はおおよそ覚えました。
こんなに覚えたんですね。
勿論、一字一句覚えてはないです。
根気と気合で覚えましょう。
③六法を使いこなす力
最後に「六法を使いこなす力」も必要になります。
いくら暗記が大事といっても、暗記した内容ですべて解答できるはずはありません。
中には今まで一回も参照したことがなく、その場で論拠となる条文を見つけ出すことが求められる問題もあります。
その場合にすぐ目的の条文を発見するコツは、
条文のだいたいの構成を知っておくことです。
たとえば
は設立系
は株主総会系
は取締役会系
などなど。
ざっくりでもいいので
目次を見ればわかりますが、だいたい把握していれば目次から該当箇所を探す時間を短縮できます。
目次に頼りすぎて、どこに何があるかを全く把握してないと、思った以上に探すのは時間がかかります。
目次は補助程度に使うもので、頼り切ると意外と見当たらなくて痛い目見ます。
まとめ
いかがだったでしょうか。
ポイントは
①答案構成段階で複数の案を検討する
②とにかく沢山覚える
③だいたいの条文位置を把握する
です。
重ね重ね、方針決定時点は超慎重に進めてください。