こんにちは。ヤングチャンピオン・カエルです。
今回は会計士短答式試験受験生向けに、
僕がやっていた財務会計(計算)の勉強法についてご紹介します。
見知らぬ奴の勉強法を載せても信頼されないと思うので、自分の財務会計短答試験の成績は
財務会計:176/200
でした。
一回の試験、かつ短答という運要素も強い試験なのでこれだけで何か証明するわけではないですが、
計算が得意タイプの受験生でした。
今回は、財務会計(計算)勉強時の意識すべきポイント・使用していた教材をご紹介します。
ちなみに僕はTAC通信で勉強していました。
通信について詳しく知りたい方はこちら
↓
【会計士試験】予備校を通信で受講するのってどうなの?メリット・デメリット、向いている人とは
財務会計(計算)の勉強法
勉強法自体はシンプルです。
授業を受ける→問題集を解きまくる
授業を受けて問題集を解く、理解が曖昧な箇所はテキストに戻って確認、問題を解くの繰り返しです。
まあみんなやってますね。
使っていた問題集も
・テキスト対応の問題集
・アクセス・答練
のみです。財務会計の計算については他に何もいらないです。
TACのカリキュラムは基礎期と上級期に分かれているのですが
基礎期はひたすらテキスト対応の問題集
上級期にはアクセス・答練
をひたすら解きました。
問題集を周回する方法として、TAC尾崎先生も言ってた方法ですが、
①解いた日付
②出来A(瞬殺),B(時間かかって解けた),C(解けなかった)
を問題の上とかに書いておいて、
Aが2,3回続いたらもうその問題はしばらくとかない、Cが続いてるのは要注意と分類すると効率的なのでおすすめです。
ちなみにリースとか資産除去債務とかの主要論点は絶対日々やるべきですが、
複雑の分配可能額の計算や伝票などのマイナー論点は本番一週間前とかで十分です。
出題可能性も低いし、覚えてもすぐ忘れるので。主要論点と違い、知識を長期間維持する努力がもったいないです。リスクアプローチですね。
解く際に意識すべきこと
ぶっちゃけ勉強法自体はみんなほとんど変わらないと思います。特に財務の計算については。誰に聞いても「アクセスと答練を何回もやった」って言います。
というわけでインプットする知識自体に大差はないと思います。
なので差がつくのは
解く際の意識です。
さて、皆さんが受験する短答試験、もっと言えば論文も含めた会計士試験で不合格になる最も大きな原因はなんでしょうか。
ずばりそれは
ケアレスミス
です。
会計士試験は相対試験です。
皆ができる問題を落とした時点で取り返しのつかないマイナスです。
逆に言えば、皆ができる問題をきちんと全て取り切ればほぼ合格です。
なのでやるべきことは・・
ではケアレスミスしないためにはどうすればいいか。本番注意するだけでは勿論防げません。
重要なのは、
普段の勉強から本番と同じように、意識すべきポイントを考えながらやること
です。
本番だけ集中してミス防ごうと思っても絶対にできません。
練習でできないことが本番でできるわけないからです。アスリートに怒られます。
では本題。具体的にどのようにケアレスミスを防ぐのか。
僕はケアレスミスのタイプを二つに分けてそれぞれの対処法を実践していました。
僕が実践していたのは
①しゃべりながら指差し確認
②問題解く前に予めポイントを列挙する。
具体的に見ていきましょう。
①しゃべりながら指差し確認
これは主に内的な要因によるケアレスミスへの対処法です。
内的な要因とは具体例を挙げると、
・電卓の打ち間違い
・数字の書きうつし間違い
・問題の読み間違い
人間なら誰しも思い当たる節がありますよね?
問題作成者からすれば
「なんでそこでまちがってんのwww」
ってタイプのミスです。別名「アホなミス」
不注意な人はやりがちです。
ケアレスミスはこういった要因から生じるものがめちゃめちゃ多いです。
しかし皆さんこれらに「注意する」といっても
対処法が気持ちの問題にとどまっていることが多いです。
人間の意志というのはそんなに強くないので、「注意する」と思っているだけでは注意できないです。しかも本番という緊張状態ではより困難でしょう。
その「注意する」を具体的な形にしたのが
しゃべりながら、指差し確認
です。
「はい、この数字と電卓の数字あってるね、大丈夫」と問題文の数字と電卓の数字を交互に指さしながらやっていました。
もちろん本番は声出したらアウトなので、口動かす程度でお願いします。
個人的にはこれやるだけでアホなミスは激減しました。
②問題解く前に予めポイントを列挙する。
こちらは①と違い外的な要因によるケアレスミスへの対処法です。
具体的に言うと
ひっかけ問題に引っかかるミスです。
要は問題作成者が
「やーーーい引っかかったーーー思い通り気持ちイイイ!!!」
ってなるミスです。
このミスは何も考えずに問題に突っ込むと起こりやすいです。
なぜなら問題に突っ込んでいくとその問題の中でしか思考できなくなりやすいからです。
なので
問題を解く前にポイントを列挙する
という対策です。
「たとえばちらっと問題見てソフトウェアの償却だったら、
待て待て問題に行く前に俺が間違ったことあることを列挙してみよう・・
・均等償却との比較を忘れない、
・数量按分なのか収益按分なのか、
・将来収益が帳簿価額を下回っている場合にその分簿価引き下げるのを忘れない
よし問題行こう!!」
という感じです。
予めポイントを押さえておけば、いざそのポイントが出たときに驚くほどクリアにそのポイントにフォーカスできます。
ばったり出会うというより、予想して出会う感じです。
余談ですが、短答アクセスはこの手のひっかけが多く、こっちもまだひっかけになれてないのですごい引っかかります。
ひっかかると
くっっっそムカつきます。
怒りをエネルギーに変えて頑張りましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。
結局本番でいかにミスらないかが大事です。
そしてそのためには本番にミスしないメンタリティを発揮するために
日々の勉強から本番で発揮したい状態を作る努力をすることです。
今回紹介した
①しゃべりながら指差し確認
②問題解く前に予めポイントを列挙する。
は具体的で実践しやすいので、ぜひ取り入れていてください。