こんにちは。ヤングチャンピオン・カエルです。
今回は3級課題の
『ブラケット』
がテーマです。
早速ですが、
正直ブラケットってよくわからないですよね!!!
練習しても、できてるような、できてないような
合格しても、「おん?できたということでいいのか・・・?」ってなる
今回はそんなつかみどころがないブラケットターンの練習方法・コツを紹介します。
まあ合格するかどうかは、
5割くらいはジャッジが甘いかどうかにかかってますけど(暴言)。
忙しい人のためにポイントをまとめておきます。
②ターン後にそのエッジに一瞬で乗る
③ゆっくり出る
④90度の位置でターンする
参考動画
僕が実施した参考の動画です。イメージがついていない方はまずご覧いただければと思います。
ブラケットとは
ブラケットターンとは
・ターン位置はスリーターン同様、円の90度の位置
・しかし、回る方向はスリーターンとは逆方向
という特徴を持っています。
最大の特徴はもちろん回る向き。
スリーターンは自然の成り行きの方向に回りますが、
ブラケットターンは自然の摂理に反した方向に回ります。
なので難易度が高いです。
そういえば、そもそもブラケットって何・・・?って思いません?
ブラケットって{です。
は?
文字化けみたいになりましたが、
{
↑これがブラケットです。数学で出てきた「中かっこ」のことをブラケットといいます。
これはブラケットターンが描く軌跡がこの形になるためです。
ちなみにスリーターンは軌跡が3の形になるからその名前です。同じ原理ですね。
ブラケットのやり方概要
ブラケットターンを実施する際のポイントは
・ターン前に体をひねっておき、ターン後に捻り返す
・ターン前は膝をまげて、ターンの瞬間は一瞬伸ばし、ターン後はまた曲げる
・フリーレッグは付けたまま
ブラケットターンとはいっても、基本的にはスリーターンと意識するポイントは変わらないです。
2級スリーターンの記事で書いたことと同じ内容を書いています。
ただ注意したいのは①の体の向きについてです。
スリーターンと逆の方向に回るので、
スリーターンの時と逆の方向に体を捻ります。
ここがブラケットターン最大の特徴です。
例えば左フォアアウトの時。
スリーターンなら、
ターン前は上体を左方向に捻っておき、ターン後に右に捻り返します。
一方でブラケットターンの場合は
ターン前は上体を右方向に捻っておき、ターン後に左に捻り返します。
左バックアウトでも
スリーターンなら、
ターン前は上体を右方向に捻っておき、ターン後に左に捻り返しますが、
ブラケットターンは
ターン前は上体を左方向に捻っておき、ターン後に右に捻り返します。
スリーターンと逆ということを覚えておきましょう。
ちなみにフリーレッグですが、バッジテストでは足をくっつけたままやったほうが、重心が安定しやすいのでお勧めです。
ただ、プログラム中に足つけたままなのは花がないのでいろいろおしゃれに動かして大丈夫です。バッジの時だけ我慢です。
ブラケット練習方法
ではどういうブラケットをすれば合格できるのでしょうか。
当たり前ですがステップテストなので、エッジに正しく乗れていれば受かります。
エッジ正しくってどうやったらわかるんじゃい!!!と思う人もいるかもしれませんが、
ブラケットは正しいエッジに乗れたかどうかが分かる簡単な方法があります。
それは、
軌跡を見ること
です。
ターンし終わったらそのまま進むのではなく、
ターン位置に戻ってさながら考古学者のように軌跡を確認しましょう。
軌跡をみてきれいな下の形になれていたら、正しいエッジに乗れている証拠です。
失敗パターン
よくある失敗パターンは主に次の4つです。
①S次パターン
②円がターン前後でずれているパターン
③富士山パターン
④飛んでるパターン
詳しく見ていきましょう。
①S次パターン
「あれ、ブラケットって意外に簡単じゃね???」って思っている人は実はこの形になっている人が多いです。
これはじつはブラケットになってません。
これはチェンジエッジ→スリーターン→チェンジエッジです。
スリーターンしてるだけなので、そりゃ簡単です。
この形になってしまう最大の原因は
ブラケットターンの瞬間を意識しすぎるあまり、ターン前後のエッジがおろそかになっている
点が挙げられます。
フォアアウトブラケットなら、ブラケットターンするまさにその瞬間までは確実にフォアアウトに乗ってなければならないですが、
ターンを意識するあまり、あるべきタイミングより早い段階で体が開き始めてしまうとチェンジエッジしてしまいます。
ターン後についても同様です。
ブラケットの瞬間ばかり注意して、ターン後の正しいエッジで押さえる意識が希薄だと
・ふらふらしてしまう
・フラットで進んでしまう
・もはやチェンジエッジしてしまう
などにより正しいエッジに乗れなくなります。
スリーターンのところでも書きましたが、
ターンはターンの瞬間だけを意味するのではないです。
ターン前後のエッジの滑りも含めてターンです。
ターンの瞬間だけでなく、ターン前とターン後に正しいエッジに乗る意識を徹底しましょう。
ターン前はできるだけ長くそのエッジに、ターン後は一瞬でそのエッジにに、乗れるようにしましょう。
②円がターン前後でずれているパターン
①から少し成長した人が次に悩むであろう形がおそらくこれ。
ターン後のエッジはちゃんと意識できているけど、ターン前のエッジがわずかにチェンジエッジしてしまっているパターンです。
個人的に
ターン後のエッジに乗ることは、力でねじ伏せられる肉体的な問題と思っていますが、
ターン前のエッジに乗り続けることは、誘惑に負けない精神的な問題と思っています。
個人差あるでしょうが、僕はターン前のエッジに乗り続けるほうが難しいと思います。
ただ、ここまで出来たらあとは誘惑に負けないだけですのでもう少しです!
③富士山パターン
エッジに乗って滑るのではなく、エッジが一瞬横滑りしてしまっているパターンです。
僕は結構これがおおいのですが、
ターン後のエッジに無理に抑えようとしすぎる
ためにこうなっていると思っています。
いくらターン後のエッジで押さえることが力で解決しやすい問題といっても、限度があります。
適切な体重移動をして力だけに頼らないようにしましょう。
④飛んでるパターン
これは浮いてるので絶対不合格です。地に足をつけましょう。
スピード出しすぎるとなりやすいので、ゆっくり出るようにしましょう。
補足ですが、しっかり90度の位置でターンしないと非常にやりづらいです。
待ちすぎてターンの位置が90度超えるという人は多いので注意しましょう。
意識すること
ブラケット練習時に意識すべきところをまとめると、
①ターン前に体が回る誘惑に負けず、ターンの直前(0.0001秒前まで)そのエッジに乗り続ける
②ターン後にそのエッジに一瞬で乗る
③ゆっくり出る
④90度の位置でターンする
この4つができれば、だいぶ合格が近づきます。50%は固いでしょう()
あとは甘いジャッジに当たることを祈りましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。
正直ブラケットは厳密に見られたら多分ほとんどの人が落ちると思います。
それぐらい正確にあの形を書くのは難しいです。
仮に落ちてしまったとしても、厳しいジャッジに当たってしまっただけだと思って
めげずに再チャレンジしてください。
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