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【スケート】シットスピンとは?シットスピンの種類・やり方・コツ

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こんにちは。ヤングチャンピオン・カエルです。

今回は2級エレメンツの最大関門、シットスピンを詳しく見ていきましょう。

前回の記事でも書きましたが、
エレメンツの解説については文字だけで伝えるのは大変&人によって要点が異なるため、

・超簡単に基本的なやり方について解説
・あとはひたすら自分が言われたアドバイスを書く

という形式で行こうと思います。

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シットスピンとは?参考動画紹介

シットスピンとはその名の通り「座りながら回るスピン」です。

下は僕が実施した参考の動画です。
イメージがついていない方はまずご覧いただければと思います。

【SSp】シットスピンの回り方

シットスピンの変形は3種類

シットスピンには、
・シットフォワード
・シットサイド
・シットビハインド
という大きく3つの変形姿勢があり、大会では変形姿勢の方がよく見ます。

細かく言うとそれぞれの変形でいろんな形があるのですが、
ここではそれぞれの代表的な形を紹介します。

 

<シットフォワード>

動画元:紀平梨花 SP 2019 Autumn Classic International

上体を前に倒すシット姿勢がシットフォワードと呼ばれます。

 

<シットサイド>

動画元:紀平梨花 SP 2019 Autumn Classic International

上体を横に倒すシット姿勢がシットサイドと呼ばれます。

 

<シットビハインド>

動画元:羽生結弦(Yuzuru HANYU) 2019 Skate Canada FS「Origin」

脚を後ろにしまうシット姿勢がシットビハインドと呼ばれます。

 

シットスピンの変形に興味がある方は下記の記事も参考にしてみてください。

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シットスピンのやり方

大まかな流れは以下の通りです。

①フォアアウトで入り込む
②しゃがみながらスピンに入る

①フォアアウトで入り込む

入り込み姿勢はアップライトスピンの時と同じです。
左手前、右手右、左ひざは曲げる、右足フリーレッグを伸ばす、背筋伸ばす
という姿勢をキープしたままフォアアウトで入り込みます。

②しゃがみながらスピンに入る

ここが一番の課題です。
規定では、「太ももが氷と水平以下」になるまでしゃがんでいる必要があります。

シットスピンは、入り込むと同時にしゃがみ込み始めます。
また入るときの右半身の使い方は、
・右足フリーレッグを大きな弧を描きながら(強い遠心力を生むため)外股で前にもってくる
・右足の真上に右腕が来るような形で、右脚の動きと同期しながら前に持ってくる
感じです。

自分でしゃがんでいると思っても、実は全然しゃがんでないということもありますので、ビデオを見たり友達に確認してもらいながら練習しましょう。

かなり簡潔ですが、シットスピンの基本的なやり方は以上にして、
具体的なしゃがむコツ等を次でどんどん見ていきましょう。

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アドバイス

さて、ここから僕が言われたことのあるアドバイスです。

【フォアアウト乗っているとき】

「膝をもうちょっと低めに」

アップライトスピンの時よりは低くなるように膝を曲げていたほうが、シットスピンに入りやすいです。

「深く入る」

理由は説明し辛いのですが、アップライトスピンよりもシットスピンの方が深く入ろうとしないとやり辛いです。(ちなみにキャメルスピンはもっと深く入り込む必要があります。たぶん大きく動くスピンほど深くしないとできないのかなと。)

「深く入る」とは以下の画像で説明すると、左のようにだらだらと長時間フォアアウトに乗っているのではなく右のように一瞬でスピンすべき点までもっていくことを言います。

ちょっとしたコツとして、左半身を開くと一気に深くなることができます。
左肩を開くとは、
フォアアウトに乗っているときのキープ姿勢では左手を前にしているのですが、
この左手を左方向に移動させることをいいます。
この動きをすると単純に左方向への力が生まれるので、スピンンに入りやすくなります。

軌跡のイメージとしては下の感じです。開いた瞬間に、それまでの軌跡からいきなり深い軌跡になります。

ただ早いタイミングで左肩を開くとスピンが成立しないので早くしすぎないようにしましょう。

【シットスピンに入るとき】

「右足を内股で持ってこない」

人によっては内股で右足を前に持ってくる人がいますが、外股が一般的です。
内股、外股だと分かりにくいですが、
内股:つま先先行でもってくる
外股:かかと先行でもってくる
というニュアンスです。

なんで外股が一般的か正直理由はよく分からないですが、
おそらく内股だと、前に持ってくるときに膝がまがりやすからかなと思いました。
大きな遠心力をもらいたいので、できるだけ膝を曲げず遠回りで持ってきたいです。

「右足は遠回り」

上で書いたので関連して。
遠心力を強くもらうために、右足はできるだけ大きな弧を描きながら前に持ってきたほうがいいです。
膝を伸ばしながら、遠くから持ってきましょう。

「右手と右足をもってくるタイミングは同じ」

スピンに入るとき右手右足を前に持ってくるタイミングがずれていると、しゃがみづらいです。
右腕の陰になるように右足も動かしましょう。

「最初から低い姿勢までもっていく」

最初の1周からシットスピンで要求される水平以下の高さまでもっていきまししょう。
これは、回っている最中に水平以上の高さにある膝を水平以下にするのは超難しいからです。
最初高かったら、そこから下げるのはほぼ不可能と考えていたほうがいいです。

回る感覚をつけるために少し高くても回転してみるのという練習としては全然ありですが、それだけをずっとやっているだけだといつまでたっても認定される高さまで座ることはできません。

始めの内はこけますが、1周目から低い姿勢をとりにいくという練習も並行してやるべきです。これをしないと正しい高さのシットポジションが分かりません。

「右足を左足につける」

シットスピン中は右足は左足にくっついているのが正しい姿勢です。
ただ、はじめのうちは右足と左足の間に空間ができてしまいがちです。

この現象がなぜ発生するのかはよくわかりません。複合的な要因のような気がします。
・しっかりしゃがむ
・右足と同時に前に持ってくる
・遠回りで持ってくる
などを意識して、左足につくまで右足を持ってきましょう。

ちなみにつける位置は、左足の膝より下の部分につけましょう。
左足の膝より上につけてしまうと、しゃがみにくいです。

【スピン中】

「くつのべろ部分を押し倒す」

しゃがむコツとして膝を曲げるのもそうですが、靴のベロ部分を押し倒すことも大事です。
膝の曲げだけでなく、「足首の曲げ」によってもしゃがめます。

「両腕をできるだけ前に伸ばす」

しゃがむためのコツとしてもう一つ「両腕をできるだけ前に伸ばす」というのもおすすめです。
柔軟の前屈のように上体を前にもっていくことで、しゃがみやすくなります。

「エッジの位置をずらさない」

どのスピンでも言えますが、エッジは1点で乗りましょう。
シットスピンでは特にお尻の方に体重がかかるとかかと側のエッジに乗りやすくなります。
練習中しりもちをつく姿勢で失敗する人はエッジの位置を意識しましょう。

スピン中のエッジはかかとではなく、つま先側です。下の青い点です。

シットについてはかかとが浮く人もいるのでそのくらいでもいいかもしれません。

【スピン終了時】

「立ってチェックまで」

シットスピンについても、回って満足するのではなく、最後チェックして終わるところまでしっかり練習しましょう。

「立つとき」

立つときはバランスを崩さないように慎重に立ちましょう。
ちなみに立つときに手で足を押したほうが楽ですが、「あ、あいつ楽したな」と思われることは覚悟しましょう。
ルール上の減点とかはないので見た目の問題です。

【その他】

「陸でシット姿勢の練習」

足首が固い人は特に陸でシット姿勢をとる練習をしておくと上達が早まります。
そうでない人も、ここまで曲げないといけないポジションを陸では体に覚えこませやすいので、
家でテレビを見てる時にでも。

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まとめ

いかがだったでしょうか。
アップライトスピンも難しいですが、シットスピンもまた習得には時間かかります。
ただシットスピンはできるようになると安定しやすく、また変形できるとさらに楽しくなります。

是非練習してみてください。

 

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