こんにちは。ヤングチャンピオン・カエルです。
今回は「シングルサルコウ」がテーマです。
前回の記事でも書きましたが、
エレメンツの解説については文字だけで伝えるのは大変&人によって要点が異なるため、
・超簡単に基本的なやり方について解説
・ひたすら自分が言われたアドバイスを書く
という形式で行こうと思います。
参考動画
僕が実施した参考の動画です。イメージがついていない方はまずご覧いただければと思います。
シングルサルコウ跳び方
サルコウについては大きく分けて2つの跳び方があります。
一つ目は以下のような「足をハの字にして跳ぶタイプ」
もう一つは「トウループ」のように跳ぶタイプです。この跳び方はトウループとの見分けが難しいですね。
出典元:羽生結弦選手ヘルシンキGPS、SPのBユーロ解説翻訳 Yuzuru Hanyu 2018FinlandGP SP
ここでは自分が習った「ハの字」跳びの方の解説を簡単にします。下の流れで行きます。
①モホーク等で左バックインになる
②バックインの間の姿勢
③バックインで滑る
④ジャンプ!
⑤チェック
①モホーク等で左バックインになる
サルコウは左バックインで踏み切るジャンプなので、モホーク(右フォアイン→左バックイン)等でバックインになります。
大体の人はモホークスタートです。
②バックインの間の姿勢
バックインに乗っているときの姿勢は、上の動画のように
・脚は内股でハの字を作る
・腕もハの字、脚が腕の影になるような位置に置く
という感じです。
③バックインで滑る
②の姿勢をキープしてバックインのカーブで滑ります。
直線で進んでいる人がいますが、これだとカーブからの回転力を得られないのでやりにくいです。
カーブで滑ることで得られる回転力を利用するイメージです。
下の画像の右のような軌跡で滑るようにしましょう。
軌跡ってかなり大事です。ジャンプの瞬間ばかり注目しないようにしましょう。
④ジャンプ!
軌跡がだいたい下の位置まで来た時がジャンプのタイミングです。
(ひらがなの「し」が書き終わる直前くらいな見た目)
ハの字にしていた腕を胸の前あたりでしめて跳びましょう。
サルコウはエッジジャンプの分類ですが、
跳ぶ瞬間は左足のトウに引っかけて跳びます。跳ぶ瞬間にしっかりつま先まで力を入れてジャンプしましょう。
⑤チェック
チェックまでしっかりしましょう。
タイミング別アドバイス
【左バックインの間の姿勢について】
「モホーク後すぐにハの字を作る」
モホークした後はすぐにハの字を作りましょう。
すぐにハの字を作らないと跳ぶタイミングがわからなくなりがちです。
「ハの字を作った右足は止める」
ここは特にミスが多いポイントです。
この状態は左バックインに乗っており、左方向の回転力が強くかかっています。
なので意識しないとハの字を作った右足がどんどん左に回ってきます。
右足が回ってきてしまうと、跳びたいタイミングより前で跳ばざるを得なくなってしまいます。
自分のタイミングではなく、右足の跳ぶタイミングをコントロールされてしまっている状態です。右足はカーブに入る回転と同じタイミングで回ってきます。
モホークした瞬間に一瞬だけでも意識して右足を止めましょう。
上の動画を見ても右足が止まっているのが分かると思います。
ちなみにサルコウに限らずすべてのジャンプも同様に、跳ぶ前に右半身が回ってくると必ず失敗します。
回転しようとして跳ぶ前から回すのは絶対にダメです。
【バックインで滑る時】
「横に滑る!」
サルコウは縦に滑って跳ぼうとすると上手くいかないと思います。
上でも書いた通り、カーブに乗っていくので、
イメージとしては横に滑る気持ちの方が近いです。
【ジャンプの瞬間】
「慣れないうちは前が見えてから跳ぶ」
やりすぎるとよくないですが、ジャンプの感覚を身に着けるという目的で言えば、
前が見えてからジャンプする練習もありです。
前が見えてから跳ぶと半回転になるので、スリージャンプができる人ならとっつきやすいはずです。
「シングル」サルコウだからと、しっかり1回転飛ぼうとするのは最初難しいと思うので、
少し下で回ってから跳ぶというところから始めてみましょう。
慣れてきたら跳ぶタイミングを速めて練習しましょう。
「腕閉じる」
ジャンプの練習はじめは腕を締め忘れる人が非常に多いです。
シングルジャンプでも必ず腕を締めるということを体に覚えこませましょう。
そしてチェックでは必ず締めた腕を開いて回転を止めましょう。
【全般】
「前向き続ける」
新しいジャンプをするときは恐怖から下を向きがちですが、最初から最後まで必ず前を見ましょう。
サルコウで下を向きがちなのは、
・モホークした瞬間
・チェックのタイミング
等です。注意しましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。
特に
右半身を止める
ということは非常に大事になるので忘れないようにしましょう!
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