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スケート技術について書き残すこと

スケート
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ふと振り返ると、ブログを始めて5年になっていた。
本当に偶然のことだが、今この下書きを書いている3/24がまさに最初の1記事目を投稿した日だった。

 

学生時代にあれだけ時間を割いていたスケートが義務でなくなり、かつ仕事にも少し慣れ始めた社会人1年目の3月に、スケートについてのブログを作ろうと思い立った。

 

今思い返してもっとも良かったと思うのは、引退後1年という比較的記憶の残る早めのタイミングで具体的なスケートの技術について書き残せたことである。

 

残念ながら今やもう、そういった技術のことをちゃんと書くことができないからだ。

 

一つにはどうしても記憶が曖昧になるから。おそらく間違ったことは言わないと思うが、それでも細部の説明となると具体性を出せるか怪しい。

嫌なことは忘れてしまうタイプなので「そういえばこういうことも悩んだよな」という自分の悩みの記憶も薄れてしまう。こういう細部が薄れると、初心者が読む時にさらにここに疑問が湧くのでは、という想像力にも欠けてしまうと思う。

 

もう一つの書けない理由は、こっちがより重要なのだが、もはやあれだけの分量を書く「熱量がない」ということに尽きる。
(念のため補足しておきますが決して決してスケートに飽きたわけじゃないです。スケートは昔も今もこれからもずっと好きです。)

 

今読み返しても、過去の記事の熱量はすごいと思う。分量もすごい。一番頑張ったなと思うのは、完璧ではないものの、ある程度は網羅的に技術的な内容を書いていることである。ジャンプやスピンだけでなく、バッジテストのステップや、その他ストロークなどの基本的な動きなどもそこそこ分類&整理して、それぞれについてちゃんと書いている。

 

今、あそこまでのものは書けない。時間がたってしまっているからである。

 

熱量が下がることは恥ずべきことでもなんでもなく、生理現象だと思っている。しょうがない。だからこそ、熱量がある時期に形にできたことは、本当に良かった。今もたまに、「ブログを読んでます!」というお声がけをいただくことがあり、「スケート界に恩返しできてる。書いて本当に良かったな」と嬉しくなることも多い。

 

 

…以上踏まえて、ぜひ引退生には一筆なにかそのスケート人生への思いを書くことを勧めたい。

上述の通り「記憶」や「熱量」といった制約があるため、これは期限付きで受取可能なギフトと言える。僅かな期間しかもらえるチャンスがない。書くことは周りのヒントになるだけでなく、自分にとっても、その素敵なスケート人生の思い出をさらに磨き上げることになる。

 

役立つことを書けない、といった心配は無用だ。

 

色々書いたり読んだりして思ったのは、こういう文章における本質は、実は「すぐ役立つノウハウ」部分ではない。もっとふわっとした、この人の考え方や思い、これを書いたという事実それ自体といった領域に存在する。なにかよくわからないけれど、長い時間軸でインスパイアされる、モチベートされる。そういうところに一番の価値がある。

 

テーマはなんでもいい。ぜひ等身大の言葉で書いてほしい。

 

何を考えてスケートをしてきたのか?
考えない部分があったとしたらどういう理由でそれを考えなかったのか?
悩みは?
強みは?そのコツは?
試合への臨み方は?
部活のどういうところがよかった?

 

インスタでもXでも大学の部活サイトでもなんでもいい。
場所がなければこのブログに寄稿してくれても全く構わない。

一人のスケーターとして、色んな方の色んな思いを読めることを楽しみにしています。



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