今回は監査論(短答)の勉強法についてです。
監査論はかなり実務に即した科目なので始めは非常にとっかかりにくいです。
というかずっととっかかりにくいです。
基本的に
うーん、よくわからんけどとりあえず覚えよw
の精神でした。
僕は実際に働き始めてから腑に落ち始めました。
ちなみに短答本番の結果は95点という超高得点でした。
ただちゃんと理解してなかったのがばれたのか、論文では一番悪い科目でした。
というわけで少なくとも短答ではこれから紹介する勉強法は有効かと思います。
監査論よく分からんな・・・って人は参考にしてみてください。
勉強法
では早速、監査論の勉強法を授業を聞く段階と問題を解く段階に分けて書いていきます。
授業が超大事
監査論は授業を真面目に聞かないと詰みです。
監査論とはそもそもの「監査とは何か」「監査はどのように行うのか」という、
監査の基本となる考え方の枠組み
を学ぶ科目です。
枠組みであるため抽象的な面もありながら、
実務ではどうやるのかという具体的な面もあるため、
自習だけでは全くイメージできない科目だと思います。
一度苦手意識がつくと長く付きまとうので、しっかり授業を聞いて自分の血肉となるまで考えてください。
ちなみに僕は最初テキトーに聞きすぎて理解できなかったので、
数か月後に同じ講義をすべて聞き直しました。(通信だったので)
問題集の使い方
僕の短答監査論の基本戦略は
物量戦
です。
監査論とっかかりにくい・・・とりあえず色んな問題を覚えたらなんとかなるだろ・・・
という考えで色んな問題集を解きまくりました。
習うより慣れろ
沢山問題こなしてこそ、
・どこがよく出やすいのか
・大事なポイントはどこなのか
などが体で覚えられます。
監査論苦手意識ある人はまずとにかく問題解きまくってみると何か変わります。
僕の場合はTACの問題集以外に市販の
・大原の公認会計士受験シリーズ 短答式対策 監査論
・スタンダートテキスト監査論 問題演習編
・公認会計士試験 短答式 監査論(理論科目 集中トレーニング)
を解きました。
TAC生ですが大原の問題集もやりました。
2つの予備校の問題をどっちも解く勉強法について下の記事でより詳しく書いたので、もっと知りたい人は是非お読みください。
注意してほしいのは
全部複数回解くこと
量が多くて大変ではあるのですが、
どんなものでも1回やるだけじゃ効果が0に近いです。
というか0です。
必ず複数回解いて自分のものにしましょう。
基準集は読まなくていい
短答の段階では基準集を読む意義はそれほどないです。
短答企業法の勉強法のところ(【会計士試験短答】企業法(短答)の勉強法)でも書いたことですが、
・どうせ一回めくったところで覚えられない
・だいたいテキストに書いてある
・全部見ようとすると果てしない時間がかかる
という理由からです。
さらに言えば
基準集をめくる意味は
基準集を使えるようになるため
つまり試験で基準集を使える論文試験で必要なスキルであって、
基準集を使えない短答ではあんまり六法を参照する意味は薄いです。
まとめ
監査論はとっかかりにくいですが、
実務に入ったら最も身近な科目です。
監査論をちゃんと理解していると、先輩の説明もよくわかります。
授業をしっかり聞くことを前提として、問題集を何回も解きましょう。