スポンサーリンク

【スケーティング】何があってもスケーティング練習をしなければならない理由

スポンサーリンク

こんにちは。ヤングチャンピオン・カエルです。

今日は特にスケート1年目の方に絶対読んでおいてもらいたい「スケーティング」の話です。

「スケート部入ってから聞くようになったけど、『すけーてぃんぐ』ってなんだ??」
「なんでスケーティングの練習しないといけないの??」
「そんなことよりジャンプを教えろ!!!」

っていう方は必見です。

今回は僕の中でのスケーティングの定義、そしてなぜスケーティングが大事なのかの理由を延々書き連ねます。

スケート1年目の方は是非早い時期からスケーティング練習に目覚めましょう。

フィギュアスケートで最も大事なのはスケーティング

 

 

 

スポンサーリンク

そもそもスケーティングとは

スケーティングという概念は非常に奥が深く、人によって全く意見が違うものです。ここからは個人の見解となりますが、スケート1年目の人はスケーティングのイメージを持つ参考にしてください。

定義

僕の中でのスケーティングの定義は、

フィギュアスケートにおける、ジャンプ・スピン・振付以外の要素全て

です。

究極にざっくり言うと

滑り全般

です。

非常に広範な定義となっていますが、だからこそスケーティングは奥深く、大事なのです。

スケーティングの上手さの判断ポイント

では皆スケーティングのどこを見て上手いか下手かを判断しているのでしょうか。

他の人はどうか分かりませんが、僕がスケーティングの上手さを感じるポイントは以下のポイントです。

①単純なスピード
②一歩で進む距離
③トウノイズの有無
④トップスピードになるまでに要する時間

もっと言えば③④ができないと①②ができないので、①②が最重要ポイントです。

スケート一年目の人は特に①②を意識しつつ練習しましょう。

 

スポンサーリンク

なぜスケーティングを練習すべきか

ではなぜスケーティングを練習しなければならないのか。

スケーティングの練習をすることにより得られるメリットを列挙したので、スケーティング練習をさぼるとこれらのメリット全部ないのか・・・と意識しておいて下さい。

①試合で勝てる

現在の試合の採点は

ジャンプ・スピン・ステップの出来を示す「エレメンツスコア」と、

それら以外のスケーティングや表現など要素の出来を示す「プログラムコンポーネンツスコア

に得点が分かれています。

この二つの割合はどれくらいでしょうか。

学生はじめで3級の人を例にとると、全体で40点取ったとしたら

エレメンツスコア:13点

プログラムコンポーネンツスコア:27点

くらいです。エレメンツの点よりそれ以外の配点のほうが2倍もあることが分かります。

つまりスケーティングが上手い人はジャンプがあまり得意でなくても点数を出せる

ということになります。

「いや、俺はジャンプで点数を荒稼ぎしてやる」

という強気の人もいるかもしれんませんが、

ジャンプはどうしても水物で、どんなに練習で成功してても本番失敗することはザラです。本番ジャンプを転ぶと、ほとんど得点としては0点となります。

一方スケーティングというのは何か目に見える失敗をするような要素ではないので、上手い人は安定して点数を稼ぐことができるのです。

・配点が高いこと
・安定した得点源になる

という点が試合で勝てる要因となります。

②ジャンプ・スピンの上達速度が速くなる

スケーティングが上手いというのは要はエッジコントロールが上手いということです。

ここで当り前ですが、ジャンプもスピンも滑りながら行います。

つまりスケーティングとジャンプ・スピンは独立した存在ではないのです。

 

スケーティング技術が上がれば、自然とスピードが出てジャンプは跳びやすくなるし、スピンもうまく入って上手く押さえられるようになります。

余談ですが逆にスケート一年目の人がよくやりがちな練習で絶対やらないほうがいいのは、

ひたすらジャンプ・スピンの練習をすること

です。

 

一年目のうちだと、「そもそもそのスケーティング技術じゃ、まだその技の練習は早い」という状態なのに難しい技を練習する人が多いです。

楽しんで色々挑戦することは全然良いと思うのですが、それでできなくて落ち込んでスケート向いてないと思い込んでしまうのは非常にもったいないです。

しっかりスケーティングの練習をしてエッジにより安定してなることができるようになれば、

「あれ、なんだ簡単じゃん」

と意外とすんなりできることも少なくありません。

技の習得に行き詰まったら、変に技の練習に固執せず一度スケーティング練習に戻ってみようと意識しておくのが大切です。

 

③演技で見栄えが良い

演技中に最も長い時間見られるものは何でしょう?

間違いなくスケーティングです。

仮に3分の演技の場合、ジャンプの合計時間は多分合計10秒くらい、スピンでも30秒くらいでしょう。それにくらべてスケーティングの時間は3分全てです。演技中滑らない時間はないわけですから。

つまり、ジャンプが上手かったとしてもスケーティングが下手だった場合、

ジャンプのアピール時間は10秒程度。

それ以外の2分20秒はひたすら下手なスケーティングを披露する羽目になります。

見ている側としてもそういう人は「なんだ、ジャンプだけの一発屋か」とどこか白けた視点でみてしまいます。個人的にはそれはフィギュアスケートというより大道芸に近いように思います。(大学生スケーター、特に男子はこの道に走る人がたまにいるので多少強めに言いました。大道芸人の方ごめんなさい。)

逆にジャンプがダメでもスケーティングが上手な人はそれだけで長い時間アピールできるので、人にいい演技だなと思わせるスケートができます。

ジャンプは特にすごいものが飛べるわけではないけど、あの人の演技は見たい!!

と思わせる選手はたくさんいます。

どっちのスケーターになりたいかは好みですが、やはり「フィギュアスケート」。周りの人の心を動かすようなスケートをしたいですね。

④滑ってるだけで楽しくなる

ジャンプやスピンはどうしても調子が悪い日があります。そんな時の練習は本当にテンションが下がるし、イライラもします。

それに比べてスケーティングは一度身につけば忘れません。

 

しかも上手くなるにつれ、どんどん滑っているだけで楽しくなっていきます

「今まで出せないようなスピードが出せるようになった!」
「クロスで前より氷を押せるようになった!!」

など、上達のポイントが様々あるのもスケーティング練習の魅力です。

 

楽しくて滑りまくって、そしてまたスケーティングが上達するという好循環。

ジャンプダメダメだしスケーティングで気晴らししよ!ということもできます。

スポンサーリンク

まとめ

いかがだったでしょうか。

これを読み終えて、スケーティングの練習をしたくて体が疼いていると思います。スケーティングが大事な理由は無限に近いほどあります。

次回から練習するときはすぐにエレメンツの練習に取り掛かるのではなく、しっかりとスケーティングの練習の時間をとりましょう。

 

スケーティング関連で重要な記事は以下です。ご参考に。

タイトルとURLをコピーしました