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【歴史に残したい名演技】スピンで音ハメなんてできんやん普通!! ステファン・ランビエール『ウィリアム・テル序曲』

スケート
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こんにちは。ヤングチャンピオン・カエルです。

個人的にドツボにはまった大好きなプログラムを紹介する【歴史に残したい名演技】コーナー。
記念すべき第1回は、

ステファン・ランビエール『ウィリアム・テル序曲』(2009-10,SP)

注目ポイントは
①美しい顔と似合いすぎの衣装
②首の使い方が洒落ているサーキュラーステップ
③音ハメの究極系ともいえるストレートラインステップ
④スピンでも音ハメなんてできんやん普通!!

特に
③音ハメの究極系ともいえるストレートラインステップ
④スピンでも音ハメなんてできんやん普通!!
は必見です。

 

 

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見てみましょう

 

William Tell Overture. Stephane Lambiel (HD)

動画:William Tell Overture. Stephane Lambiel (HD)

 

本当はオリンピックの動画も見てほしいのですが、Youtubeのページに行かないと見れないようです。こっち↓も是非。以降の画像もいくらはかここからとってます。

動画:2010 Winter Olympics Stephane Lambiel SP William Tell Overture Rossini

 

 

まずは冒頭、

この顔である。

 

整いすぎてやしませんかね・・・

 

 

衣装も超似合ってます。本当のプリンス感。

 

前半にジャンプが3本。2A後の余裕を感じさせる腕の振付が優雅です。


ジャンプで一つ注目していただきたいのがコンビネーション1本目の3T。着氷までだいぶ時間があるのに、もう体を開いてます。
個人的に大好きなこなしです。高いうちに余裕があって降りてくる技術の高さがムンムンしてきて最高です。シングルでもいいのでこういうジャンプを目指したい。

 

三本目の3Fを着氷するとそのままサーキュラーステップ。
このサーキュラーステップの腕・首の使い方、緩急のつけ方が最高。柔らかい腕の動かし方・緩急のつけ方が分からない人はランビエールの動画がめちゃめちゃ参考になります。
僕はこのサーキュラーステップの中で下の動きが好きです。首使っているのもお洒落だし、早いツイズルからゆっくり腕を開く緩急。美しい。

 

サーキュラーステップが終わると1本目のスピン。

余談ですが、僕は選手の動画を見る時、心の中で土下座しながらもスピンは飛ばします。
スケーター失格説はありますが、滑っている姿が好きなのでひとところに留まっているスピンの時間がじれったくなっちゃうんですね。

そんな僕でもランビエールのスピンだけは絶対に飛ばしません。
そのくらい(どのくらいだ)ランビエールのスピンは他の選手のスピンと一線を画してます。

決して特別難しいポジションのスピンをしているわけではないのですが、「回転力」と回転力の「持続性」が圧倒的です。他の選手が70レベルのジュカインを使っている中、100レベルのキモリを使っている感じ。やっぱり究極に洗練されたものを見ると心が躍ります。

 

そしてこのスピン後、物語は始まります。

 

それまでの優美な曲調・振り付けから一変、ラッパ(?)が「ぱーっぱらぱー」吹かれると一気に楽しい曲調に。
ランビエールの憂いを感じさせる表情も、一気に楽しげな笑顔に変わります。この前半と後半で全く違う曲調を見事に表現しているのもこのプログラムの素晴らしいところです。

 

そしてストレートラインステップ。動画再生が面倒臭くて見てない人もここだけは見ましょう。上の動画で3:25~です。
通信料ケチって基本web上のyoutubeは開かない主義の僕が言えたことではないですが、見ましょう。
音ハメとは何なのか、観客を楽しませる演技とは何なのかが体感できると思います。これぞフィギュアスケート!という演技でもあります。

 

まず何と言っても音ハメが超気持ちい。
冒頭「タララーン、タララン」でのスイングロール、右腕バッ。
そしてツイズルで音合わせるところが見てて本当に気持ちい。バレエ的に顔をこちらに残しているので、顔が見えるたびに拍に合わせて「ああランビ、ランビ、ランビ」となります。特にアクロバットな動きした後のツイズル最高。

 

もう一つ、このステップが非常に楽しげなものになっている要因にはランビエールの「表情」があると思います。
最近、表現力において「表情」が果たす役割は非常に大きいのではないかと思うようになりました。面積小さいし、腕みたいに大きく動かせる部分じゃないから甘く見てましたが、超大事です。

僕もそうだったのですが、スケートを始めたばかりでダンス等表現型のスポーツをやってなかった人にとって、演技中表情にまで気を配るのはかなり意識しないとできません。そうじゃなくてもステップ、スピン、ジャンプとやる必要があるので。

ただ、ステップ・スピン・ジャンプは技術力を伝えるのに優れてますが、スケーターの「気持ち」を表現するという点に関しては「表情」の方が優れているように思えます。

そして観客側の気持ちとしては、素晴らしい技術を見るのと同じくらい、演者自体が楽しんでいる姿を見ることを期待していると思います。喜んでいる人を見ると自分も嬉しくなる理論。

というわけで、普段の練習から表情まで意識できればいいですね。ただ表情ってどうすればいいのだろうと思うかもしれません。

これこそ色々な表現方法がありますが、一つシンプルでやりやすいのが、
「口を開ける」
ことです。

単純に口を開けると目よりも面積が大きいので目立ちます。

例えばランビエール、

すっごい楽しそうですよね。
見ているこっちも楽しくなります。

ちなみに羽生選手もSEIMEIの最後のステップ入るときに口を開けてます。

出典元:https://www.youtube.com/watch?v=joZmOrknpRE&t=299s

気魄が伝わります。

「楽しい曲」や「曲が最高潮に盛り上がる部分」では口を開けることは気持ちを表現するという点で非常に優れているので是非お試しください。
(静かな部分ではあまり開けてません。ランビエールも前半はあまり開けてませんでした。)

 

でステップ後のシットスピン。それまでの音ハメの完璧さもあって、
回転スピードが曲とぴったりに見える!!!というかぴったり!?

回転スピードまで音ハメなんて考えられないです。特にオリンピックの方のスピンは入りまで曲ぴったりなので超気持ちいです。必見。

そしてランビエールの代名詞とも言える最後の超高速アップライトスピン。
これも回転力、回転数がすごい、最高。

 

Finish!!

ありがとうございます。

 



スケート名演技鑑賞
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