こんにちは。ヤングチャンピオン・カエルです。
皆さん、「上手い人の動画」ちゃんと見てますか?
上手い人の動画をしっかり見ることは、上達の絶対条件です。
ただ、何も考えず「すげー」「うめー」「はーかっこいい」と見ているだけなのは、”上達”を目指した時には少し効果が薄いです。
もちろん楽しんで観ることも必要ですが、
「シンプルに楽しむために見る」のと「上達を目的に見る」は見方が違います。どちらかに偏らないよう両者のバランスはとった方が良いでしょう。
「楽しむために見る」ことは皆さん十分にできているはずなので、この記事では
・なぜ上達するためには上手い人の動画を見る必要があるのか
・上達を目的に動画を見る時のコツ
などご紹介します。
なぜ上手い人の動画を見るべきか
「なぜ息をしなければならないのか」レベルの話ですが、一応書きます。(読み返してみたら説教臭くてとてもうっとおしかったので注意してください。)
答えは
動きの完成形を知るためです。
練習する時は、習得したい理想形を頭に思い浮かべそれに近づくよう練習すると思います。
ただ、自分の頭の中だけで理想を思い浮かべたとしても、その形が正しくなかった場合はせっかく形が完成したと思っても間違った形になっているかもしれません。
また、自分の頭の中であっても理想形がある人はまだいいですが、
何の理想形もないまま、ただ漫然と「滑ってりゃ上手くなるだろう」と考えるのは最悪のパターンです。結構やりがちです。僕もよくやってしまいます。
人間、目的がないと正しく動けません。
この点、動画を見ることは
・明確な理想形を知ることができる
・映像として記憶に残せる
・いろんな選手な様々なパターンを見られる
という点で優れています。
上手い人の動画を見て、「正しい形」がどんなものなのか理解した上で練習に臨みましょう。
動画を見る際の視点
上手くなりたいと思って動画を見る際にお勧めしたい視点は次に二つです。
①同じ動きなのになぜこんなに自分と違うの?
②この動きかっこいい!真似しよ!
詳しく見ていきましょう。
①同じ動きなのになぜこんなに自分と違うの?
自分のできる動きをより洗練させるための視点です。
シンプルな動き、例えば
フォアクロス、バッククロス、モホーク、スリーターンなどはどの動画を見ても必ず入っています。が、同じものをやっていても自分の動きの質とは天と地ほどの差があると思います。
そこで動画を何度も見て、
・トップの選手はどうやって動いているのか
・自分の動きとどこが違うのか
を研究し、実践しましょう。
この作業の面白いところは、同じ動画を見ても自分の習熟度に応じて目に付く点が変化していくことです。
「最初は足の動きが気になったけど、それができるようになったら今度は上体の使い方に上手さの秘訣があるのに気づいた!」
という経験をすると、どんどん上達することができます。
研究→実践→また研究→また実践・・・と繰り返していきましょう。
理系の方はこういうの強いです。文系は頑張りましょう。(偏見)
②この動きかっこいい!真似しよ!
①と違い、新しいことをできるようにするための視点です。①がタテの視点とすれば、②はヨコの視点です。
これは単純に楽しいです。
同じ練習ばかりするとどうしてもマンネリ化してしまいますが、新しいことを覚えようとすると新鮮な気持ちで楽しい練習ができます。
特に「振付のレパートリー集め」がお勧めです。
トップ選手たちの振付はたしかに難しいものもありますが、その中にも「ちょっとした簡単なものだけど、いい感じに見える動き」というのは結構あります。
そういうちょっとした動きを覚えて実際に使ってみると、少しその選手に近づけた気持ちになれます。
できることをどんどん増やすつもりで、色んな人の動画を見るのがお勧めです。
まとめ
いかがだったでしょうか。
上手い人の動画を見ることは非常に大事です。
1日何時間も見る必要はありませんが、自分が何を目指して練習しているか分からなくなることがないように、定期的に見るといいと思います。