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【監査法人1年目】意外と大事!!「質問」の際に意識すべきポイント

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こんにちは

新人の皆さん、監査で最も大事な監査手続は何だと思いますか?

確認?実査?違います。

質問です

監査論の勉強の時は「質問だけでは必要十分な監査手続きにならない」と散々勉強してきたので、
質問の重要性が低いように思いがちだと思われます。

しかし、監査というのは会社の理解があって初めて可能になります。
そして会社の理解に最も有効なのが「質問」なのです。

しかし、質問というのはある程度の技術が必要なもので、
最初のうちは「なんか聞いてみたけど全然上手く聞くことができなかった」となることが多いと思います。

今回は質問する際に意識しておくポイントをご紹介します。

 

 

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質問する時のポイント

僕が質問の際に意識しているポイントは次の3つです。

・すぐに質問しない!
・問題意識を持つ
・わかったふりをしない

詳しく見ていきましょう。

すぐに質問しない!

「分からないことがあったらすぐきいて!」
入った時言われると思いますが、本当に疑問に思った瞬間質問というのは避けたほうがいいです。

必ず、自分で軽く調べたうえで質問しましょう。

なぜなら
・自分で調べたらすぐわかることかもしれない
・自分である程度調べてからの方が理解しやすい&深い質問ができる
・調べる力が身につく
からです。

ちなみに、まず上司に質問してから会社の人に質問しましょう。
会社の人に聞いた時、

「それ去年説明したんですけど???(半ギレ)」

という事態にならないためです。

結局何を聞きたいのか、問題意識を持つ

抽象的でわかりにくいと思うのですが、
問題意識を持って質問に臨むというのが非常に大事になります。

 

僕がよく質問で陥ってた状況が、

 

「ここの内部統制の流れがよくわからないんですけど教えていただけますか?」

「ここは~~~~という感じです。」

そうなんですね。ありがとうございます。

終了。

 

もっとひどいときは、

「ここの増減理由を教えていただけますか?」

「ここは~が原因で増加しました。」

そうなんですね。ありがとうございます。

終了。

多分相手は

は?それしか聞かないの??

と思ったはずです。僕はしょっちゅうこれをやってました。

監査人サイドとしてもこれでは十分な監査証拠を入手したとは言えないです。

ほぼ無意味です


先輩の質問の仕方を見ていると、一回の問答で終わるものはほとんどなく、
必ず複数回の会話のキャッチボールが行わています。

このような状況に陥ってしまうのは、問題意識がないからです。
具体的に言えば、
・質問しているということは何かを懸念しているこの異常増減は不正が絡んでいるのでは?、この内部統制ではここに不備があるのでは、これで不正を防止できるのか?)事項があるはずです。

そこを強く意識しましょう。
問題意識を強く持っていれば、会社の説明を受けたとしても鵜呑みにすることなく、

「本当にそれで不正を防げるのか?」
「言っていることの裏付けが欲しいな」
といろいろ派生質問が浮かんでくると思います。

増減理由が知りたいから質問するのではなく、
増減理由が不正によるものでないか確かめたいから質問する
内部統制の流れが知りたいから質問するのではなく、
この内部統制で本当に不正が防止発見是正できているか確かめたいから質問するのです。

少し慣れが必要なことではあるのですが、

何を懸念しているから質問しているのか

を強く意識しつつ、深みのある質問をできるように経験値を上げていきましょう。

わかったふりをしない

いや、当然だろ
って思った人もいるかもしれませんが。意外とやっちゃいがちなんですよ。
なんかこの言葉常識のように使ってるから途中で聞くのもな~とか考えてわかったふりしがち。

会社の人は、その会社の専門用語とかガンガン使って説明してきます。
また会社の仕組みには難しい部分も多々あり、前提知識ないと分からないことも多いです。

分かったふりするデメリットは
・後で調書化しようとしても、うまく文章にできない
・結局何もわかってない
・何もわかってないからもう一度聞くべきだが、一回質問してわかったと言ってしまった手前めちゃくちゃ聞きづらい
という、袋小路にはまったような状態になってしまいます。

分かったふりを防ぐコツとして僕が実践しているのは、
・わからない単語は絶対聞く
・適宜自分の言葉で言い換えてみる
1つ目は当然のこととして、2つ目は非常に大事です。

「つまり~という理解であってますか」

という聞き方は非常に汎用性が高いのでお勧めです。

また②の問題意識がある人はさらに
「では仮に~という状態になったときは~になっていしまうということですか?」
というレベルの高い言い換えをできるようになります。

さらにこの「言い換える」は質問→回答→ありがとうございます!の往復1回のダメダメ質問になるのを防げるので、
どんな質問でも必ず言い換えて、理解があっているかを確認しましょう。

 

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まとめ

いかがだったでしょうか。

・すぐに質問しない
・問題意識を持つ
・わかったふりをしない

の3つを意識して質の高い質問をできるようにしましょう。



会計士監査法人1年目
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