こんにちは。ヤングチャンピオン・カエルです。
今回は
週一しか滑れない人が、先週できた技をキープするために絶対しなければならないこと
をご紹介します。
内容がピンポイントすぎますが、社会人になっても滑る運命を背負ってしまっている私たちにとっては大事なことですよね。
社会人スケーターが1番テンションが下がるのは、今までできていたことができなくなること。
練習頻度低下とそれに伴う体力低下を考えるとしょうがない面もありますが、
そんなこと知らねえ!俺は跳ぶんだ!
と考えるのは理屈ではなく本能です。
技術をキープする方法は色々なものがあると思いますが、今回は僕が意識しているワンポイントをご紹介します。
先週できた技をキープするために絶対しなければならないこと
早速行きましょう。先週できた技をキープするために絶対しなければならないことは、
「気付いたポイントを自分なりの明確な言葉にすること」
です。
来週も今日できたことをしたいのであればこれだけはしておくことをお勧めします。
紀平選手もスマホにポイントを書いてるのをニュースで見たので、やらない手はありません。だって紀平選手がやってるんだから。
実行する際のポイント
実行する際のポイントは3つあります。
①「明確な」言葉にする
②「練習中」に言葉にする
③ずれてきたら更新する
①「明確な」言葉にする
技ができるようになった時はおそらく誰でも、何かしらの「動きのイメージ」はもつと思います。
「言葉にする」方法の最大のポイントはここで、
”ぼんやり”した動きのイメージを”明確”な言葉まで落とし込むこと
が大事です。
技ができたときに、
「ああこういう感じね」(頭にぼやっとしたイメージを浮かべながら)
で終わりがちですが、もう一歩踏み込んで「明確な言葉」にするところまでいきましょう。
②「練習中」に言葉にする
感覚には鮮度があります。
「動きのイメージ」はふわふわと漂っていて、その場で捉えないとすぐに消えてしまいます。
練習後にポイントを言葉にするよりも、練習中に言葉にした方が効果的です。
なので技の練習は、
明確な言葉に落とし込んで、それを意識すれば(ほぼ)その技できる
という確認ができるまでやりたいです。
「『腰を止める』。これを意識すればできる気がする」
「もう一度やってみよう」
「よしできた!『腰を止める』であってる!」
という感じです。
③ずれてきたら更新する
キープできるといっても、だんだん自分の感覚はズレていきます。
なんか出来なくなったな…と思ったら意識するポイントを変えて言葉を更新しましょう。
ちなみに覚えていられるのであれば書き留めなくてもいいと思います。
「言葉にする」ことのメリット
言葉にすることのメリットは大きく以下の3つです。
①できた技をキープしやすい
②練習が探求的になる
③安心感が得られる
さて、詳しく。
①できた技をキープしやすい
週に数回滑れる人は仮にこの方法を採らなかったとしても、体が動きを覚えていられるので比較的技をキープしやすいことが多いです。一方で、週一未満のペースで滑る人はどうしても体が動きを忘れてしまいます。
なので頼るべきは言葉です。
意識すべきポイントを自分なりの明確な言葉にして持っておくことで、体が動きを忘れていたとしてもそれを思い出しやすくなります。
②練習が探求的になる
言葉にしようとすることで、その後のキープだけではなく、
練習それ自体もより効果的になります。
「これを意識しよう」
「だめだった」
「じゃあこっちを意識しよう」
「まただめだった」
「じゃあこれは?」
「お、いい感じ」
「もう一回」
「おおやはりこれいい感じ」
のようにどんどんいろんなポイントを試していく”良い感じ””の練習になります。
まあ結構実践するのは難しく、気付いたら無意識にひたすら飛びまくってるだけだったという経験も多いですが、調子のいい時はこういう練習ができている気がします。
③安心感が得られる
副次的な効果ですが、言葉にしておくと
「ここを意識するだけでいいんだ」という安心感
が得られます。
試合前やバッジ前は特に言葉にして持っておくのがおススメです。
まとめ
いかがだったでしょうか。
既に実践している人も多いと思いますが、なんとなくぼやっとしたイメージで止まっていた人は是非お試し下さい。