こんにちは。ヤングチャンピオン・カエルです。
フィギュアスケートやってますというと、
「フィギュアスケートやってるなら体柔らかいんでしょ~??」
「フィギュアスケートってからだ固いとできないですよね?」
ってたまに言われます。
が、大学以降でスケートを始めた人にとって柔軟性は、
なくてもほとんど問題ない
でも、あったらちょっといいことある
ぐらいのものです。
体が硬い人は全然安心して大丈夫です。
今回はフィギュアにおける柔軟性の必要性について書いていきたいと思います。
なぜ柔軟性はなくてもいいのか
フィギュアの演技を柔軟性という視点でよーく見てみると
実はほとんど体の柔らかさを使ってないことがわかると思います。
基本的に滑ってターンしてジャンプしてスピンするだけなので。
おそらくフィギュアスケート=体柔らかいの印象が強いのは
荒川静香さんのイナバウアーとリプニツカヤのビールマンスピン
の影響だと思います。
ビールマンスピンは男子はもちろん、女子も必須の技ではないですし、
イナバウアーも実は体を反らさなくてもイナバウアーなので。
つまり柔軟性というのはフィギュアスケートにおいて、
より見栄えを良くするもの
であり、ないとスケートが成立しないというほどの代物ではないのです。
体が硬いからってフィギュアスケート始めるのをためらっている人がいたら、ぜひ認識を改めてください。全く問題なしです。今すぐリンクに行きましょう。
でもこれだけはやっといて
柔軟性は基本的には必須ではないのですが、
一つ絶対に柔軟しておくべき場所をお伝えします。
それは足首です。
開脚などは無理にしなくてもいいですが、足首だけは必ず柔軟してください。
主な理由は2つ
①シットスピンのため
②怪我しにくくなる
詳しく見ていきましょう。
①シットスピンのため
シットスピンとは、スピンの基本3姿勢の一つで
その名の通り座って回るスピンです。
バッジテストでいうと2級課題です。
2級課題ということは、シットスピンができないと2分で滑れません。
シットスピンは、足首を押し倒しながらしゃがんで回るので、
足首が柔らかいほうがしゃがみやすく有利です。
例えば
和式便器すわりができない人(足首が90度以下になれない人)
はシットスピンで苦労する可能性があります。
早めに柔軟を始めましょう。
②怪我しにくくなる
フィギュアスケートでは当然ですが常に足首を使って体を支えています。
特にジャンプの時は変な方向で着氷すると、捻挫する危険もあります。
この時足首が固い人はもろに着氷の衝撃が筋に行く可能性が高いですが、
足首が柔らかい人は、足首が曲がることでうまく衝撃を分散させることができます。
つま先の柔軟方法
①シットスピンのため、②怪我しにくくなるため、
足首の柔軟の必要性は理解いただけたと思います。
具体的な柔軟の方法ですが、僕は基本的にはものぐさなので
家でシットスピンの姿勢をとる
ことだけで十分かと思います。
①の目的に直結するし、効率がいいです。
意識するのは出来るだけ足首をまげて(=しゃがんで)シットスピンの姿勢をとる。
この時バランスがとりづらければ手で地面に触れて支えても構いません。柔軟することが目的なので。
とにかく足首の角度を小さくすることを目指しましょう。
45度までできたら怖いものなしです。
より詳しく足首の柔軟を知りたい方は以下の外部サイトを参照してください。
まとめ
いかがだったでしょうか。
柔軟は続けるのが結構精神的に大変なのですが、
まあ足首だけですし
そんなに痛みを伴うタイプの柔軟でもないですし
テレビでも見ながらコツコツ続けましょう。